新着情報のログ

2019年度

2020年1月24日 書籍「物理科学,この1年 2020」が出版されました。

丸善出版から、書籍「物理科学,この1年 2020」が出版されました。2019年にとくに話題になった物理科学のトピックについての解説記事をまとめた本で、当研究室の道村唯太さんが「低温レーザー干渉計で地下から重力波をとらえる—大型低温重力波望遠鏡KAGRAの挑戦—」という記事を書きました。当研究室出身の松本伸之さんも「機械振動子の量子制御と低雑音重力センサー」という記事を書いています。

2020年1月20日 理学部ニュースにアクシオン探査の記事が掲載されました。

理学部ニュース2020年1月号の「学部生に伝える研究最前線」に、道村唯太さんと長野晃士さんの記事「レーザー干渉計で重力波と暗黒物質の二毛作」が掲載されました。レーザー干渉計型重力波望遠鏡を用いて、アクシオン暗黒物質を探査する実験提案についての記事です。

2020年1月17日 小森健太郎さんの論文がPhysical Review A誌に掲載されました。

「Attonewton-meter torque sensing with a macroscopic optomechanical torsion pendulum」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review A誌に掲載されました。ミリグラムスケールとしては世界最高のトルク感度を持つねじれ振り子の開発に成功しました。重力が量子系に及ぼす影響などを調べることが可能になると期待しています。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2020年1月13日 榎本雄太郎さんが責任著者の論文がClassical and Quantum Gravity誌に掲載されました。

「An arm length stabilization system for KAGRA and future gravitational-wave detectors」というタイトルのKAGRAコラボレーションの論文で、Classical and Quantum Gravity誌に掲載されました。レーザー干渉計型重力波検出器の観測実現には腕共振器の長さ安定化システムは欠かせない要素です。KAGRAでは、榎本さんが中心となって新しい長さ安定化システムの設計、開発および実証に成功しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2019年12月5日 榎本雄太郎さんがKAGRA F2F会議でポスター賞を受賞しました!

東京大学で行われたThe 24th KAGRA Face-to-Face Meetingで榎本雄太郎さんがポスター賞を受賞しました。榎本さんが中心となって設計開発を行ったKAGRAの腕共振器の長さ安定化システムについて報告しました。また、KAGRAでの実証と性能評価の結果を活かし、次世代重力波望遠鏡における長さ安定化システムを世界に先駆けて設計しました。

2019年10月30日 宗宮健太郎さんらとの共同研究論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Influence of nonuniformity in sapphire substrates for a gravitational wave telescope」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。KAGRAに用いられているサファイア鏡の基材非一様性が重力波検出器としての性能にどのような影響を与えるかを詳細なシミュレーションを行って評価しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2019年10月19日 有冨尚紀さんと宮崎祐樹さんが日本物理学会 学生優秀発表賞を受賞しました!

日本物理学会2019年秋季大会で、有冨尚紀さんと宮崎祐樹さんが宇宙線・宇宙物理領域の学生優秀発表賞を受賞しました。有冨さんは重力波望遠鏡の感度向上のための周波数依存スクイーズ光の開発について、宮崎さんはねじれ振り子型重力波検出器TOBAのための高感度角度センサの開発について発表を行いました。


有冨尚紀さん発表賞


宮崎祐樹さん発表賞

2019年9月27日 山本晃平さんらとの共同研究論文がClassical and Quantum Gravity誌に掲載されました。

「Design and experimental demonstration of a laser modulation system for future gravitational-wave detectors」というタイトルの論文で、IOP Publishingが発行するClassical and Quantum Gravity誌に掲載されました。KAGRAのようなレーザー干渉計型重力波検出器の低雑音な制御を可能とするレーザー変調法を開発し、原理実証実験に成功しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2019年9月13日 長野晃士さんの論文がPhysical Review Letters誌に掲載されました。

「Axion Dark Matter Search with Interferometric Gravitational Wave Detectors」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review Letters誌に掲載されました。レーザー干渉計型重力波検出器で用いられている線形の光共振器を用いてレーザー光の偏光回転を調べることで暗黒物質アクシオンを探査する新しい手法を提案しました。提案した手法は重力波観測とアクシオン探索が同時にできる画期的な手法です。研究の詳細は下記をご覧ください。

2019年8月24日 有冨尚紀さんがKAGRA F2F会議でポスター賞を受賞しました!

富山大学で行われたThe 23rd KAGRA Face-to-Face Meetingで有冨尚紀さんがポスター賞を受賞しました。有冨さんはフィルターキャビティの新しい制御手法を提案しました。フィルターキャビティを用いてスクイーズド真空場に周波数依存性を持たせると、重力波望遠鏡の量子雑音を広帯域に下げ、感度を大幅に向上させることができます。新しく提案した手法はそのフィルターキャビティの長さ制御や姿勢制御の精度を高め、性能を上げることができる画期的な手法です。


有冨尚紀さんポスター賞

2019年8月20日 武田紘樹さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Prospects for gravitational-wave polarization tests from compact binary mergers with future ground-based detectors」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。重力波の持つ自由度である偏極モードを観測から制限することで、重力理論の検証をすることができます。優れた低周波感度を持つ将来の地上望遠鏡では数台でも台数以上のモードの検証が可能であること、長期観測によって現在のパルサーPSR B1913+16からの制限を上回る検証がより強重力場で可能になることを示しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2019年8月8日 オープンキャンパスで実験室を公開しました。

東京大学理学部オープンキャンパス2019で実験室を公開しました。多くの方にお越しいただき、ありがとうございました!


オープンキャンパス2019

2019年7月23日 KAGRAの論文がClassical and Quantum Gravity誌に掲載されました。

「First cryogenic test operation of underground km-scale gravitational-wave observatory KAGRA」というタイトルの論文で、IOP Publishingが発行するClassical and Quantum Gravity誌に掲載されました。2018年4月から5月に行われたKAGRAの最初の低温試験運転の結果を報告する論文です。道村唯太さんが責任著者の一人として執筆しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2019年5月28日 下田智文さんの論文がClassical and Quantum Gravity誌に掲載されました。

「Nonlinear vibration transfer in torsion pendulums」というタイトルの論文で、Classical and Quantum Gravity誌に掲載されました。ねじれ振り子において地面振動の非線形な伝達が無視できない雑音になることを示したものです。論文中では雑音の定式化を行い低減方法についても議論しています。ねじれ振り子による重力波観測・地震速報などの実現に向け対策の必要性と方法を明らかにしました。

2019年5月15日 榎本雄太郎さんが日本物理学会 学生優秀発表賞を受賞しました!

日本物理学会第74回年次大会で、榎本雄太郎さんが宇宙線・宇宙物理領域の学生優秀発表賞を受賞しました。榎本さんは大型低温重力波望遠鏡KAGRAの腕共振器の長さ安定化システムについて発表を行いました。このシステムは榎本さんが中心となって設計開発を行ったシステムで、KAGRAのレーザー干渉計の動作点引き込みへの鍵となるシステムです。榎本さんは実際に動作点引き込みの実証に成功し、雑音の詳細な評価を行って要求値を満たすことを示しました。


榎本雄太郎さん発表賞

2019年4月21日 長野晃士さんがKAGRA F2F会議でポスター賞を受賞しました!

東京大学宇宙線研究所で行われたThe 22nd KAGRA Face-to-Face Meetingで長野晃士さんがポスター賞を受賞しました。長野さんはポスターでKAGRAなどレーザー干渉計型重力波検出器を用いて暗黒物質アクシオンを探索する実験提案をしました。提案した手法は重力波観測とアクシオン探索が同時にできる画期的な手法です。研究の詳細は下記をご覧ください。


長野晃士さんポスター賞

2019年4月17日 メンバーのページを更新しました。

千代田大樹さんがメンバーに加わりました。小森健太郎さんはマサチューセッツ工科大学に転出されました。おめでとうございます。

2018年度

2019年3月11日 木村将也さん(東京大学・地震研究所)らとの共同研究論文が Earth, Planets and Space誌に掲載されました。

「Earthquake-induced prompt gravity signals identified in dense array data in Japan」というタイトルの論文で、地震計ネットワークのデータを用いて、地震発生時の重力場変化の信号を探査した結果を示したものです。重力場変化をモニタすることで地震発生を早期に探知する手法において重要な意義のある研究成果です。東京大学広報からプレスリリースもされています。

2019年2月19日 松本伸之さんとの共同研究論文がPhysical Review Letters誌に掲載されました。

「Demonstration of Displacement Sensing of a mg-Scale Pendulum for mm- and mg- Scale Gravity Measurements」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review Letters誌に掲載されました。mgスケールの重力を測定するのに十分な変位感度を持つセンサーの開発に成功したという内容の論文で、重力の量子的な性質を調べることが可能になると期待されます。

2019年1月8日 KAGRAの紹介記事がNature Astronomy誌に掲載されました。

大型低温重力波望遠鏡KAGRAの紹介記事「KAGRA: 2.5 generation interferometric gravitational wave detector」がNature Astronomy誌のPerspectiveに掲載されました。日本の重力波研究の歴史やKAGRAの現状と将来計画について述べられており、当研究室の道村唯太さんが責任著者の一人として執筆しました。記事のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2018年10月17日 小幡一平さんらとの共同研究論文がPhysical Review Letters誌に掲載されました。

小幡一平さん、藤田智弘さん、道村唯太さんの共同研究論文「Optical Ring Cavity Search for Axion Dark Matter」が、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review Letters誌に掲載されました。光リング共振器を使って暗黒物質の候補の一つであるアクシオンを探索する新たな手法を提案した論文です。この手法を用いると、これまでの精度を数桁超える精度での探索が可能となります。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2018年7月12日 武田紘樹さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Polarization test of gravitational waves from compact binary coalescences」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。 Advanced LIGO、Advanced VirgoやKAGRAなどの地上重力波望遠鏡ネットワークによる、コンパクト連星合体からの重力波の偏極モード検証に関する論文です。重力波の偏極モードは重力理論に依存するため、偏極モード検証によって重力理論の検証をすることができます。偏極モードの分離の条件や波形パラメータ間の相関等を系統的に示しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2018年6月12日 道村唯太さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Particle swarm optimization of the sensitivity of a cryogenic gravitational wave detector」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。粒子群最適化という最適化手法を用いた低温重力波望遠鏡の設計を提案した論文です。実際にKAGRAの感度を再設計することで、連星中性子星合体の観測可能レンジや方向決定精度が向上できることを示しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2018年5月3日 小森健太郎さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Direct approach for the fluctuation-dissipation theorem under nonequilibrium steady-state conditions」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。温度勾配をもつ非平衡系における振動子の熱雑音を導出しています。また、この理論をKAGRAの懸架熱雑音の推定にも適用しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2018年5月3日 下田智文さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Seismic cross-coupling noise in torsion pendulums」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。下田智文さんの修士論文の研究を元にした論文で、ねじれ振り子において並進地面振動が回転に伝達される雑音を調べ、その低減実証を行いました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2018年4月26日 LIGO, Virgo, KAGRAの観測論文がLiving Reviews in Relativity誌に掲載されました。

「Prospects for observing and localizing gravitational-wave transients with Advanced LIGO, Advanced Virgo and KAGRA」というタイトルの論文で、シュプリンガー社が発行するLiving Reviews in Relativity誌に掲載されました。アメリカとインドのAdvanced LIGO、イタリアのAdvanced Virgo、日本のKAGRAのそれぞれの重力波望遠鏡の観測計画をまとめた論文で、今後の感度や重力波源の方向決定精度がどのように向上していくかの見通しがまとめられています。LIGO、Virgo、KAGRAの3つのコラボレーションによる初の共同論文で、共著者数は1101名に及びます。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2018年4月23日 長野晃士さんの論文がApplied Optics誌に掲載されました。

「External quantum efficiency enhancement by photon recycling with backscatter evasion」というタイトルの論文で、アメリカ光学会が発行するApplied Optics誌に掲載されました。光検出器の表面で反射された光を打ち返して再び光検出器に入射させることで、後方散乱を増やさずに量子効率を向上させることに成功しました。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2018年4月13日 理学部パンフレット2018年度版が公開されました。

理学部が刊行している「理学部パンフレット」の2018年度版が公開されました。巻頭特集で重力波が特集されており、安東准教授も取材に協力しました。表紙は大型低温重力波望遠鏡KAGRAの坑内の写真です。

2018年4月4日 メンバーのページを更新しました。

喜多直紀さん、宮崎祐樹さんがメンバーに加わりました。和田祥太郎さん、酒井譲さんはご就職されました。おめでとうございます。

2018年4月1日 KAGRAコラボレータの広報誌が発行されました。

KAGRAコラボレータ向けの広報誌「KSC NewsLetter」が発行されました。当研究室の小森健太郎さんも編集に携わりました。

2017年度

2018年1月19日 重力波望遠鏡KAGRAの論文がPTEP誌に掲載されました。

「Construction of KAGRA: an underground gravitational-wave observatory」というタイトルの論文で、日本物理学会が発行するProgress of Theoretical and Experimental Physics (PTEP)誌に掲載されました。大型低温重力波望遠鏡KAGRAの建設と、2016年3-4月に行われた最初の試験運転についてまとめた論文です。KAGRAコラボレーションとしては初となるコラボレータ全員が著者となる論文で、当研究室メンバーも原稿の執筆や著者リストのとりまとめを行いました。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2017年10月25日 道村唯太さんの論文がClassical and Quantum Gravity誌に掲載されました。

「Mirror actuation design for the interferometer control of the KAGRA gravitational wave telescope」というタイトルの論文で、英国物理学会出版局が発行するClassical and Quantum Gravity誌に掲載されました。大型低温重力波望遠鏡KAGRAで用いられる全ての鏡の位置制御機構の詳細なモデル化を行い、要求値を満たす設計に成功しました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2017年10月4日 2017年ノーベル物理学賞が重力波研究に与えられることが発表されました。

重力波の初観測を実現した重力波望遠鏡LIGOへの重要な貢献に対して、米国のライナー・ワイス氏、バリー・バリッシュ氏、キップ・ソーン氏の3氏に対してノーベル物理学賞が授与されることになりました。詳しくは下記リンクをご参照下さい。

2017年10月4日 グラスゴー大学のTeng Zhangさんが帰国されました。

グラスゴー大学・博士課程在籍中のTeng Zhangさんが当研究室での1か月間の共同研究を終えて帰国されました。

2017年8月17日 書籍「重力波で見える宇宙のはじまり」が出版されました。

講談社ブルーバックスから「重力波で見える宇宙のはじまり」(ピエール・ビネトリュイ 著) が発売されました。安東准教授は翻訳と監修をしました。重力と宇宙論、ブラックホールや重力波について、数式を用いずに丁寧に説明した書籍になっています。詳しくは下記をリンクをご覧ください。

2017年8月2,3日 「高校生のための東京大学オープンキャンパス2017」が開催されます。

当研究室は8月3日に「重力波で探る宇宙の謎」というテーマで実験室を公開します。
また、8月2日と3日に安東准教授が「重力波・ブラックホール・宇宙のはじまり」というタイトルで講演を行います。詳しくは下記をご覧ください。

http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/event/open-campus/2017/

2017年6月8日 桑原祐也さん、道村唯太さんの論文がOptics Express誌に掲載されました。

「Optical levitation of a mirror for reaching the standard quantum limit」というタイトルの論文で、アメリカ光学会が発行するOptics Express誌に掲載されました。2つの光共振器のみを使う新しい構成で、光輻射圧による鏡の安定な支持が可能であることと、この構成でmgスケールにおける標準量子限界到達が可能であることを示した論文です。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2017年6月5日 安東准教授執筆の記事が雑誌「フォトニクスニュース」に掲載されました。

応用物理学会 フォトニクス分科会発行の雑誌「フォトニクスニュース」第3巻 第1号に「重力波望遠鏡の極限光計測技術」という記事を寄稿しました。詳しくは下記リンクをご覧ください。

2017年5月17日 昨年行われた「サイエンスアゴラ」での講演会の様子が公開されました。

2016年11月6日にお台場・日本科学未来館で開催された講演会のレポートと動画が、科学技術振興機構のページで公開されました。詳しくは下記リンクをご覧ください。

2017年5月1日 Stefan BallmerさんがGSGC客員准教授として着任されました。

シラキュース大学のStefan BallmerさんがGSGC(Global Science Graduate Course; 国際卓越大学院コース)の客員准教授として着任されました。6月末までの2ヶ月間滞在し、その期間に重力波観測に関する集中講義を開講します。講義の内容は下記リンクをご覧ください。

2017年4月13日 正田亜八香さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Ground-based low-frequency gravitational-wave detector with multiple outputs」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。正田亜八香さんの博士論文の研究を元にした論文で、複数の出力を持つ新しいねじれ型重力波望遠鏡TOBAを開発し、感度を向上させたという内容です。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2017年4月3日 メンバーのページを更新しました。

榎本雄太郎さん、長野晃士さん、酒井譲さん、川﨑拓也さん、高野哲さんがメンバーに加わりました。また、牛場崇文さんは東京大学宇宙線研究所付属重力波研究観測施設の特任研究員として転出されました。桑原祐也さんはご就職されました。おめでとうございます。

2016年度

2017年3月26日 榎本雄太郎さんが理学系研究科研究奨励賞を受賞しました。

榎本雄太郎さんが2016年度理学系研究科研究奨励賞(修士課程)を受賞しました。おめでとうございます。

2017年3月20日 道村唯太さんの博士論文がSpringer Thesesとして出版されました。

道村唯太さんの博士論文をもとにした、「Tests of Lorentz Invariance with an Optical Ring Cavity」というタイトルの本が出版されました。電子版、冊子版の購入は下記からできます。Springer Thesesについてはこちらのリンクをご参照ください。

2017年2月10日 道村唯太さん、牛場崇文さんがELiTES会議で発表を行いました。

2017年2月8日から10日まで、駐日欧州連合代表部と富山大学で第5回ELiTES会議が開催されました。ELiTESはヨーロッパと日本の協力で重力波望遠鏡に必要な低温技術の開発を進めるプロジェクトです。欧州委員会の助成を受けていましたが、今回が最後の会議となりました。この会議で道村唯太さんは日本で進めている大型低温重力波望遠鏡KAGRAの全体報告をし、牛場崇文さんはKAGRAの低温懸架系開発の現状について報告をしました。

2017年1月26日 安東研の紹介ビデオがYouTubeで公開されました。

理学系研究科の公式YouTubeチャンネルに、安東准教授による重力波天文学の紹介ビデオが追加されました。学生たちや安東研実験室の様子も映っています。下記リンクよりご覧ください。

2016年12月13日 平成29年「理科年表」が発売されています。

安東准教授が執筆した重力波の初観測についてのコラムが掲載されています。詳しくは下記リンク先をご覧ください。

2016年11月30日 研究内容が海外の科学出版社サイトに取り上げられました。

科学出版社社 IOP が運営するWebサイト physicsworld.comのニュース欄で、正田亜八香さん(現・国立天文台研究員)の研究論文が紹介されました。ねじれ型と呼ばれる新しい方式の重力波望遠鏡で観測した結果についての研究です。詳しくは下記リンク先をご覧ください。

2016年9月26日 メンバーのページを更新しました。

黄靖斌(ヴィー・チンピン)さんがメンバーに加わりました。国際卓越大学院コース(Global Science Graduate Course)のコース生として9月に入学した学生です。

秋から冬にかけて一般向け講演を3件行います。

安東准教授が、10月から12月にかけて3件の一般向け講演を行う予定です。詳しくは下記をご覧ください。

2016年9月16日 書籍「重力波とはなにか」が出版されました。

講談社ブルーバックスから「重力波とはなにか」(安東正樹 著) が発売されました。重力波の初観測後に重力波の科学的な解説したものとしては、国内最初の一般向け書籍になります。詳しくは下記をリンクをご覧ください。

2016年9月13日 松本伸之さん、小森健太郎さんの論文がPhysical Review A誌に掲載されました。

「Direct measurement of optical-trap-induced decoherence」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review A誌に掲載されました。レーザー光の周波数の揺らぎが、懸架鏡を光ばねで束縛することによって導入されデコヒーレンスを引き起こす様子を観測したという内容の論文です。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください

2016年8月23日 桑原祐也さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Search for a stochastic gravitational wave background at 1–5 Hz with a torsion-bar antenna」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。ねじれ型重力波望遠鏡TOBAを用いて1-5 Hzにおける背景重力波探査を行い、世界初の上限値をつけたという内容の論文です。論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2016年7月12日 道村唯太さんが韓国光学会で招待講演を行いました。

釜山で開かれた韓国光学会夏季大会の日韓シンポジウムで、当研究室助教の道村唯太さんが招待講演を行いました。日本光学会と韓国光学会の交流事業として開催された、レーザー干渉計による重力波検出に関するシンポジウムで、KAGRAの現状を報告しました。詳しくは下記をご覧ください。

2016年7月1日 夏休み期間に一般向け講演を3件行います。

安東准教授が、7月から8月にかけて3件の一般向け講演を行う予定です。詳しくは下記をご覧ください。

2016年6月29日 NHKの番組「クローズアップ現代+」で取り上げられました。

「アインシュタイン“最後の宿題”が解けた!~重力波天文学の夜明け~」というタイトルで、重力波の初観測から将来の展望まで紹介されました。安東准教授をはじめ、当研究室のメンバーや共同研究者の方々も多くビデオ出演しました。同時に公開されたKAGRAのVRサイトも見ごたえがあります。詳しくは下記をご覧ください。

2016年6月25日 道村唯太さんが一般向け講演を行いました。

2016年6月25日に道村助教が朝日カルチャーセンター新宿で講演を行いました。タイトルは「ブラックホール研究の最前線: 重力波望遠鏡KAGRAで聞く!ブラックホール誕生の声」でした。詳しくは下記をご覧ください。

2016年5月18日 道村唯太さんの博士論文がSpringer Thesesを受賞しました。

当研究室助教の道村唯太さんの博士論文「Tests of Lorentz Invariance with an Optical Ring Cavity (邦題: 光リング共振器を用いたローレンツ不変性の検証)」がSpringer Thesesを受賞しました。道村さんの博士論文は出版され、500ユーロが授与されます。Springer Thesesについては下記をご覧ください。

2016年4月24日 第28回東京大学理学部公開講演会が終了しました。

2016年4月24日に安田講堂で第28回東京大学理学部公開講演会が開催されました。安東准教授は「重力波でさぐる宇宙」というタイトルで講演しました。また、当研究室メンバー(桑原、有冨、下田)も来場者からの様々な質問にお答えしました。講演会の詳細は下記をご覧ください。

http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/news/13555/

2016年4月11日 雑誌「子供の科学」の2016年5月号に重力波観測の記事が掲載されました。

「宇宙一わかりやすく答えた! 重力波のナゾ」というタイトルで、重力波やLIGOの観測などについて紹介されています。安東准教授も取材協力させて頂きました。詳しくは、下記をご覧ください。

2016年4月1日 メンバーのページを更新しました。

武田紘樹さん, 和田祥太郎さんが研究室メンバーに加わりました。

2015年度

2016年3月25日 佐藤遼太郎さんが理学部学修奨励賞を受賞しました。

当研究室で学部4年生の特別実験をした佐藤遼太郎さんが2015年度理学部学修奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。

2016年3月25日 重力波望遠鏡KAGRAが試験運転を開始しました。

大型低温重力波望遠鏡KAGRAの初めての試験運転が3月25日の午前9時に開始しました。基線長3 kmのマイケルソン干渉計というシンプルな構成で運転を行い、制御系やデータ取得系などの動作確認を行います。関連記事は下記をご覧ください。

2016年3月25日 雑誌「日経サイエンス」2016年5月号で重力波の特集記事が掲載されています。

約40頁にわたり、重力波観測の意義や発生源, KAGRA, 原始重力波観測の可能性など大特集が組まれています。当研究室でも少しだけ取材協力させて頂きました。詳しくは、下記をご覧ください。

2016年3月21日 道村唯太さんが、日本物理学会で若手奨励賞受賞記念講演を行いました。

日本物理学会の第71回年次大会(東北学院大学)で、日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域)の授賞式、および記念講演会が行われました。道村さんは、受賞対象となった光リング共振器を用いたローレンツ不変性検証の研究について講演を行いました。

2016年3月4日 「一般相対性理論誕生100年記念市民講演会」が終了しました。

一般相対性理論誕生100周年を記念し、国内の重力波コミュニティ(JGWC)が中心となって、2015年秋から全国10都市15会場で講演会シリーズを開催してきました。3月4日の長岡会場で全日程を無事終了し、合計で延べ2,500名以上の来場者に参加頂けました。どうもありがとうございました。安東准教授は、全体の取りまとめを行うとともに、3会場に参加し、講演などを行いました。

講演会の様子などは、下記をご覧ください。
http://www.gw.hep.osaka-cu.ac.jp/Gmunu100/reports.html

2016年2月25日 第28回東京大学理学部公開講演会(4月24日)で安東准教授が講演を行います。

2016年4月24日に安田講堂で第28回東京大学理学部公開講演会が開催されます。今回の講演会は梶田隆章教授のノーベル賞受賞を記念し、「カミオカから宇宙をみる」というテーマで開催されます。その中で、安東准教授は「重力波でさぐる宇宙」というタイトルでお話します。詳しくは下記をご覧ください。
http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/news/13555/

2016年2月22日 NHKの番組「視点・論点」に安東准教授が出演しました。

「重力波が切りひらく新たな天文学」というタイトルで、2月22日 4:20-4:30(NHK総合)と13:50-14:00(Eテレ)に放送されました。詳細は下記のリンクをご覧ください。

2016年2月21日 道村唯太さんが朝日カルチャーセンターで講演を行います。

当研究室助教の道村唯太さんが朝日カルチャーセンター新宿教室で講演を行います。「ブラックホール研究の最前線」という全5回の講座のうち、6月22日の回「重力波望遠鏡KAGRAで聞く! ブラックホール誕生の声」を担当します。詳細は下記のリンクをご覧ください。

2016年2月18日 読売新聞夕刊に安東准教授の紹介記事が掲載されました。

読売新聞の2月18日夕刊 「駆ける」の記事で取り上げて頂きました。「原始重力波の観測目指す」というタイトルで、LIGOによる重力波初観測、KAGRAやDECIGOについて触れられています。

2016年2月17日 ブルーバックスHPに安東准教授のインタビュー記事が掲載されました。

講談社のブルーバックスのサイトに、安東准教授のインタビュー記事が掲載されました。LIGOによる重力波の初観測に関するインタビューです。

2016年2月11日 LIGOで重力波の初観測が発表されました。

詳細はPhysical Review Letter誌に掲載されています。
http://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.116.061102

関連したコメント・記事などは下記をご参照ください。

  • 安東よりコメント: 重力波は、100年前に一般相対性理論によって理論的に予測されました。その後、1960年頃以来、国内外の多くの研究者達が直接検出と新たな天文学の創生を目指して研究開発を進めてきました。今回の初観測はそれらの努力が結実したものとして大変喜ばしく思います。今後は、国内のKAGRAや宇宙重力波望遠鏡Pre-DECIGOなど、本格的な重力波天文学が発展していくと思います。是非、ご期待下さい。※ 新聞各紙で、取材協力・コメントもしました。 時事通信 2月12日, 毎日新聞 2月12日, 読売新聞 2月12日夕刊, 産経新聞「宇宙の波紋」2月13日, 14日

2016年1月14日 NHK岐阜の番組「ほっとイブニングぎふ」に小森健太郎さんとJake Guscottさんが出演しました。

NHK岐阜放送局の番組「ほっとイブニングぎふ」のコーナー「みのひだ通信」に小森健太郎さんとJake Guscottさんが出演しました。重力波望遠鏡KAGRAなどの多くの研究施設が集まっている岐阜市神岡町の地域振興が特集されており、その一つとして神岡のKAGRA研究者向けシェアハウスが取り上げられました。小森さんらのシェアハウスでの生活が密着取材されました。

2016年1月11日 枝和成さん(RESCEU) との共同研究論文がPTEP誌に掲載されました。

「All-sky coherent search for continuous gravitational waves in 6–7 Hz band with a torsion-bar antenna」というタイトルの論文で、日本物理学会が発行するProgress of Theoretical and Experimental Physics (PTEP)誌の2016年1月11日号に掲載されました。論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2016年1月11日 産経新聞に重力波観測の紹介記事が掲載されました。

2016年1月11日付朝刊の科学面で『「重力波」キャッチで原始宇宙の謎解明 「予言」から100年、直接観測へ』というタイトルで掲載されました。KAGRAやDECIGOなどの紹介がされています。当研究室でも取材協力させて頂きました。

http://www.sankei.com/life/news/160111/lif1601110018-n1.html

2015年12月14日 松本伸之さんの博士論文がSpringer Thesesとして出版されました。

「Classical Pendulum Feels Quantum Back-Action」というタイトルの本で、松本伸之さんの2013年度の博士論文をもとにしたものです。電子版、冊子版の購入は下記からできます。Springer Thesesについてはこちらのリンクをご参照ください。

2015年11月21日 安東准教授が東京大学・駒場祭で一般向け講演を行いました。

一般相対性理論誕生100年記念市民講演会の一環として講演を行いました。
詳細は下記HPをご参照ください。
http://www.gw.hep.osaka-cu.ac.jp/Gmunu100/

2015年11月6日 KAGRAの第一期実験施設完成記念見学会・式典が行われました。

大型低温重力波望遠鏡KAGRAの第一期実験施設がほぼ完成したことを記念して、プレス見学会や記者会見が行われました。また、富山で記念式典が開催されました。詳しくは下記をご覧ください。

2015年10月16日 道村唯太さんが日本物理学会若手奨励賞を受賞しました。

当研究室助教の道村唯太さんが第10回日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域)を受賞しました。光リング共振器を用いたローレンツ不変性検証の研究が対象となりました。

2015年10月6日 KAGRAのPIである梶田先生がノーベル物理学賞を受賞されました。

大型低温重力波望遠鏡KAGRAプロジェクトの研究代表者である梶田隆章・宇宙線研所長が、ニュートリノ振動発見の功績に対して、ノーベル物理学賞を受賞されました。おめでとうございます。

2015年10月3日 一般相対性理論誕生100年記念市民講演会が開催されます。

10月3日の弘前会場を皮切りに全国15会場で開かれます。詳細は下記HPをご参照ください。安東准教授は、10月3日弘前会場, 10月11日東工大会場, 11月23日東京大会場で講演・参加します。
http://www.gw.hep.osaka-cu.ac.jp/Gmunu100/

2015年9月15日 松本伸之さんの論文がPhysical Review A誌に掲載されました。

「5-mg suspended mirror driven by measurement-induced backaction」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌に掲載されました。mgスケールの振り子に加わるレーザー光の量子輻射圧揺らぎが、振り子の熱雑音を上回るような系の実現性を指摘した論文です。論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2015年8月18日 「東大理学部 高校生のための夏休み講座 2015」で講義を行いました。

2015年7月31日 雑誌「パリティ」に翻訳記事が掲載されました。

「パリティ」(丸善出版) 2015年8月号 「量子雑音のスクイージング」という記事です。光の量子雑音を低減することによって重力波望遠鏡の感度を向上させる技術についての解説記事です。詳しくは下記をご覧ください。

https://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/magazine/parity-back/parity2015/2015_08/1508_cont.html

2015年7月30日 毎日新聞の記事に取り上げて頂きました。

2015年7月30日付朝刊で、『科学の森:アインシュタイン「一般相対性理論」完成100年 「重力波」実証への挑戦』という記事が掲載されました。

2015年8月18日 「東大理学部 高校生のための夏休み講座 2015」で講義を行います。

タイトルは「アインシュタインの相対論と重力波天文学」です。詳しくは下記をご覧ください。

http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/event/5942/

2015年8月5,6日 「高校生のための東京大学オープンキャンパス」が開催されます。

当研究室も参加し、8月6日に「重力波で探る宇宙の謎」というテーマで実験室を公開します。詳しくは下記をご覧ください。

http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/event/6165/

2015年7月14日 道村唯太さんが国際会議MG14で発表を行いました。

2015年7月12日から18日まで、イタリアのローマ・ラ・サピエンツァ大学で相対論実験やその理論的研究に関する国際会議Fourteenth Marcel Grossmann Meeting(略称MG14)が開催されました。この会議で道村唯太さんが「Higher Order Test of Lorentz Invariance with an Optical Ring Cavity」というタイトルで口頭発表を行いました。

2015年5月29,30日 物理教室/物理学専攻のオープンラボ/ガイダンスが開催されます。

主に大学院入学を考えている方のための、物理学教室オープンラボ/ガイダンス(29,30日), 大学院物理学専攻ガイダンス(30日)が開催されます。当研究室に関連するのは, 以下の通りです。

・研究紹介 (29日 9:40-10:00, 小柴ホール)
・実験室見学 (29日10:40-12:00, 30日10:40-12:00, B207号室)
・研究分野紹介および相談会 (30日午後, 小柴ホール)

http://www.phys.s.u-tokyo.ac.jp/event/2082/
http://www.phys.s.u-tokyo.ac.jp/event/127/

2015年5月26日 留学生のJake Guscottさんがメンバーに加わりました。

The Prime Minister's Australia Asia Endeavour Awardsを得て、アデレード大学から来ています。

2015年4月1日 メンバーのページを更新しました。

有冨尚紀さん、下田智文さんがメンバーに加わりました。また、松本伸之さんが東北大学学際科学フロンティア研究所の助教、正田亜八香さんが国立天文台重力波プロジェクト推進室の学振PDとして転出されました。

2014年度

2015年3月25日 榎本雄太郎さんが理学部学修奨励賞を受賞しました。

当研究室で学部4年生の特別実験をした榎本雄太郎さんが2014年度理学部学修奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。

2015年3月15日 読売新聞で重力波観測の取り組みが紹介されました。

2015年3月15日付 読売新聞 22面「学ぶ 育む わかるサイエンス」コーナーの特集連載「アインシュタインの遺産」で、重力波観測への取り組み(KAGRAとDECIGO)が紹介されました。当研究室でも少し協力させて頂きました。

2015年2月23日 松本伸之さんがHQM2015で招待講演を行いました。

2014年2月21日から23日まで、愛知県の分子科学研究所で国際会議 Workshop on Hierarchy of Quantum Mechanicsが開催されました。この会議で松本伸之さんが「Development of the 5-mg suspended mirror driven by measurement-induced back-action」というタイトルで招待講演を行いました。

2015年2月7日 第11回KAGRA F2F Meetingが東京大学で開催されました。

KAGRA Face to Face (F2F) MeetingはKAGRAの共同研究者が一堂に会する国際会議です。詳細はこちらのページをご覧ください。

2014年10月29日 松本伸之さんの研究が第27回松尾学術研究助成金に採択され、如水会館において贈呈式が行われました。

研究題目は「光学的ねじればねで捕捉された巨視的懸架鏡を用いた重力デコヒーレンスの実験的検証」です。

2014年9月27日 安東准教授が慶應義塾大学のシンポジウムで講演を行いました。

慶應義塾大学 自然科学研究教育センター主催のシンポジウム「一般相対性理論白寿記念シンポジウム ~宇宙はどこまでわかったのか?~」で、一般相対性理論と重力波天文学について紹介しました。

詳細はシンポジウムのページをご覧ください。

2014年9月25日 NHK・BSで重力波に関する番組が放送されます。

NHK・BSの番組「コズミックフロント」で、「アインシュタイン最後の宿題 重力波を探せ」というタイトルで放送されます。当研究室でも、少しだけ協力させて頂きました。

2014年9月22日 枝和成さん(RESCEU)との共同研究論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Improving parameter estimation accuracy with torsion-bar antennas」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌の9月22日号に掲載されました。
ねじれ型重力波望遠鏡TOBAにおいて、センサ配置の工夫によって、波源の質量や天球上の位置などのパラメータ推定精度を向上できることを示した論文です。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2014年9月4日 中村康二さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Torsion-bar antenna in the proper reference frame with rotation」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌の9月15日号に掲載されました。
ねじれ型重力波望遠鏡TOBAを回転させることで重力波信号の観測周波数を上げ、実効的に雑音を下げる回転TOBAの手法について、応答の計算を一般相対論的に行った論文です。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2014年7月23日 理学部オープンキャンパス2014が8月6-7日に開催されます。

安東研究室では、8月7日に、地下2階にある実験室(B207号室)の公開を行います。
オープンキャンパスに関する詳細な案内はこちらのページをご覧ください。

2014年7月4日 KAGRAトンネル見学会とトンネル完成記者会見が開催されました。

いくつかの報道機関にも取り上げて頂いています。
NHK:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140704/k10015752931000.html
朝日新聞デジタル:http://www.asahi.com/articles/ASG745D28G74OIPE010.html
共同通信:http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014070401001926.html
読売新聞:http://www.yomiuri.co.jp/science/20140704-OYT1T50122.html
時事通信:http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014070400803

2014年7月1日 道村唯太さんが当研究室の助教として着任されました。

2014年6月10日 高校生向け会員制サイトで、研究紹介動画を掲載して頂きました。

リクルート社が運営する会員制サイト「受験サプリ」( https://jyukensapuri.jp )の中の、「学問研究ツアー」のコーナーに掲載されました。重力波を用いた新しい天文学について紹介しています。

2014年5月21日 松本伸之さんの論文がOptics Express誌に掲載されました。

「Optically trapped mirror for reaching the standard quantum limit」というタイトルの論文で、アメリカ光学会(OSA: Optical Society of America) が発行するOptics Express誌に掲載されました。
本論文では、三角光共振器を用いた‘光ねじればね効果’で光学的に鏡をトラップする新手法の実証とその利点を議論しています。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2014年4月1日 メンバーのページを更新しました。

麻生洋一助教が国立天文台重力波プロジェクト推進室の准教授にご栄転されました。また、中村康二研究員がメンバーに加わりました。

2013年度

2014年3月31日 KAGRAのトンネル掘削工事が完了しました!

大型低温重力波望遠鏡KAGRAの、総延長7kmを超えるトンネル掘削工事が完了しました。神岡鉱山内の静寂な環境下にKAGRAを建設するために、トンネルの掘削工事が2012年5月から行われていました。
詳細は東京大学宇宙線研究所のプレスリリースをご覧ください。

2014年3月26日 松本伸之さんが国際会議IWQD2014で招待講演を行いました。

2014年3月26日から27日まで、東京都の学術総合センターでNIIの国際会議Interdisciplinary Workshop on Quantum Deviceが開催されました。この会議で松本伸之さんが「Direct Measurement of Quantum Back-Action in a Macroscopic System」というタイトルで招待講演を行いました。

2014年3月17日 国立天文台ニュース 2月号で「重力波天文学が拓く宇宙」の特集が掲載されました。

冊子の電子版はこちら
当研究室メンバー(安東、麻生)も執筆しています。

2014年3月11日 松本伸之さんが研究奨励賞、小森健太郎さんが学修奨励賞を受賞!

松本伸之さんが、2013年度理学系研究科研究奨励賞(博士課程)を受賞しました。また、小森健太郎さんが理学部学修奨励賞を受賞しました。

2014年3月11日 大学院生出張授業プロジェクト(BAP)が総長賞を受賞!

当研究室メンバーも参加する、「大学院生出張授業プロジェクト(BAP)」が平成25年度 東京大学総長賞を受賞しました。選考結果ページ
BAPのホームページはこちら

2014年2月7日 順天高校の高校生が研究室を訪問しました。

順天高校の1年生3名が研究室を訪れ、実験室を見学しました。
研究室訪問の様子は下記リンクをご覧下さい。
順天高校のホームページ

2014年1月25日 「日経サイエンス」3月号に「重力波天文学」の特集記事が掲載されました。

当研究室でも取材に協力させて頂きました。KAGRAを中心に、国内の重力波観測に向けた研究の歴史や宇宙重力波望遠鏡DECIGOについても紹介されています。

2014年1月22日 正田亜八香さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Search for a stochastic gravitational-wave background using a pair of torsion-bar antennas」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌の1月22日号に掲載されました。
2台のねじれ型重力波望遠鏡 (TOBA, Torsion-Bar Antenna) を用いて、0. 1Hz付近の低周波数で背景重力波探査を行い、これまでの上限値を更新したという内容です。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧下さい。

2013年12月26日 道村唯太さんの論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Optical cavity limits on higher order Lorentz violation」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌の12月1日号にRapid Communication(研究速報)として掲載されました。光リング共振器を用いた1年に渡る測定により、光子の高次ローレンツ不変性の破れに世界初の上限値をつけたという内容の論文です。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2013年11月20日 理学部ニュース11月号に理学部旧1号館の記事が掲載されています。

理学部旧1号館に関して、安東准教授の証言や試作室の大塚さんのインタビューなどが掲載されています。日本の重力波検出実験発祥の地でもある理学部旧1号館は、12月から取り壊しが行われます。
記事は下記リンクをご覧ください。

2013年10月27日 第12回DECIGOワークショップが東京大学で開催されました。

詳細はこちらをご覧ください。

2013年8月20日 麻生助教の論文がPhysical Review D誌に掲載されました。

「Interferometer design of the KAGRA gravitational wave detector」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review D誌の8月15日号に掲載されました。岐阜県飛騨市の神岡鉱山地下で建設中の大型低温重力波望遠鏡KAGRAの干渉計デザインについてまとめた論文です。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2013年8月10日 正田亜八香さんと道村唯太さんがサマースクールNRGW2013で講演を行いました。

2013年8月3日から10日まで、韓国の浦項工科大学校にあるAPCTPで数値相対論や重力波に関するサマースクール2013 International School on Numerical Relativity and Gravitational Wavesが開催されました。この会議で正田亜八香さんが「A New Detector for Low-Frequency Gravitational Waves: Torsion-bar Antenna」、道村唯太さんが「Alignment Sensing and Control for the KAGRA Interferometer」というタイトルでそれぞれ講演を行いました。

2013年7月19日 安東准教授が国際会議APPC12で招待講演を行いました。

2013年7月14日から19日まで、千葉県の幕張メッセでアジア太平洋物理学会連合の国際会議The 12th Asia Pacific Physics Conference of AAPPSが開催されました。この会議で安東准教授が「KAGRA and Gravitational-Wave Experiments」というタイトルで招待講演を行いました。

2013年7月13日 正田亜八香さんと柴田和憲さんが国際会議Amaldi10で発表を行いました。

2013年7月7日から13日まで、ポーランドのワルシャワ大学で重力波に関する国際会議10th Amaldi Conference on Gravitational Wavesが開催されました。この会議で正田亜八香さんが「A New setup for Torsion-bar Antenna」、柴田和憲さんが「The parametric instability in the KAGRA」というタイトルでそれぞれポスター発表を行いました。

2013年7月2日 理学部オープンキャンパス2013が8月7-8日に開催されます。

安東准教授による講演が8月8日の11:00からと14:50からの2回、理学部1号館2階207号室で行われます。
また、地下2階にある実験室(B207号室)の公開も行います。
オープンキャンパスに関する詳細な案内はこちらのページをご覧ください。

2013年6月21日 道村唯太さんが国際会議CPT'13で発表を行いました。

2013年6月17日から21日まで、アメリカのインディアナ大学でCPT対称性やローレンツ不変性に関する国際会議Sixth Meeting on CPT and Lorentz Symmetry(略称CPT'13)が開催されました。この会議で道村唯太さんが「New Limit on Lorentz Violation Using a Double-Pass Optical Ring Cavity」というタイトルで口頭発表を行いました。

2013年6月4日 物理学教室オープンラボが6月7-8日に開催されます。

安東研の研究室紹介は7日(金)の9:40-10:00に小柴ホールで行われます。
また、7日(金)と8日(土)の10:40-12:00に実験室の公開をしています。興味のある方はお越しください。
オープンラボに関する詳細な案内はこちらのページをご覧ください。

上記期間に限らず、当研究室の見学はいつでも受け付けておりますので、メール等でお気軽にご連絡ください。

2013年5月29日 安東准教授が5月31日の物理学教室談話会でKAGRAに関する講演をされます。

詳細は下記の通りです。皆様是非ご参加ください。

  • 日時: 2013年5月31日(金) 16:30-18:00
  • 場所: 東京大学 理学部1号館 2F 小柴ホール
  • 講演者: 安東正樹 准教授
  • タイトル: 重力波望遠鏡KAGRAでみる新しい宇宙の姿
  • 案内ポスター

2013年5月13日 道村唯太さんの論文がPhysical Review Letters誌に掲載されました。

「New Limit on Lorentz Violation Using a Double-Pass Optical Ring Cavity」というタイトルの論文で、アメリカ物理学会が発行するPhysical Review Letters誌の5月17日号に掲載されます。光リング共振器を用いた実験により、光速の行きと帰りの相対的なずれが10-14以下であるということを示し、光子のローレンツ不変性を世界最高精度で検証したという内容の論文です。
論文のオンライン版は下記リンクをご覧ください。

2013年4月25日 雑誌「パリティ」5月号に安東准教授の翻訳記事が掲載されています。

「量子オプトメカニクス」というタイトルの記事で、アスペルマイヤーらの総説を翻訳をしたものです。
「パリティ」5月号にはウィスコンシン大学ミルウォーキー校の久徳浩太郎氏による翻訳記事「連星ブラックホールの合体」も掲載されています。
詳細はこちらのページをご覧ください。

2013年4月11日 研究室のページをリニューアルしました。

2013年4月1日 安東准教授が物理学専攻に着任されました。

2012年度

2013年3月12日 坪野教授の最終講義と退職記念パーティーが開催されました。

「時空のさざ波-重力波を求めて」というタイトルで最終講義をされました。
講義スライドと案内ポスター、理学部ニュースは下記リンクをご覧ください。


坪野先生最終講義

[ ログイン ]