#author("2021-11-16T20:52:02+09:00","default:LabMember","LabMember")
#author("2021-11-16T20:58:36+09:00","default:LabMember","LabMember")
[[AndoLabInstruments]]

-オフセット加算+モニター回路

** 機能 [#e0577c7c]
- オフセット加算 (-10V~+10V)
-- 加算するオフセットをモニターする出力あり
- オープンループ伝達関数を測れる
-- 励起信号を加算
-- 励起信号の前後で信号をモニター
-- スイッチで励起信号の加算をオフにできる

** 外観・内観 [#y9a4db35]
&ref(Offset-Sum-Monitor_front.jpeg,,20%);~
チャンネルは全部で4つ.~
それぞれのチャンネルに,左から右・上から下の順番で
+ input
+ input monitor(inmon)
+ offset monitor
+ excitation
+ output
+ output monitor(outmon)

の順に並んでいる.~
可変抵抗はoffsetの調整で,-10V~+10Vまで調整できる.~
スイッチはexcitationの切り替えで,offにするとexcitationは足されない.

*** 内部構成 [#s75ed96f]
内部は4枚の基板からなっている~
- No.1~
&ref(No1.jpeg,,20%);~
-- [[GeneralBoard>GeneralBoard]]を使用
-- 左上でAD587から10Vのレファレンスを生成.
-- 後段で0.7Hzのローパスと反転回路.ローパスされた±10Vを作る.

- No.2~
&ref(No2.jpeg,,20%);~
-- [[Offset Matrix Circuit>AndoLabInstrumentsOffsetMatrix]]を使用
-- 前半部分でoffsetの加算
--- 元の回路では±12Vのレギュレーターをレファレンスにしていたが,この回路ではNo.1の±10Vを供給.
--- 50kΩ(ch4だけ100kΩ)の可変抵抗で加算する電圧を調整し,ボルテージフォロワをかませた後にinputと加算.
-- 後半部分でinput monitor
--- 前半部分でoffsetを足された後の信号をボルテージフォロワで受ける
--- 出力インピーダンスは50Ω
--- 可算回路の特性上,極性は反転

- No.3~
&ref(No3.jpeg,,20%);~
-- [[GeneralBoard>GeneralBoard]]を使用
-- メインはoffset monitor
--- No.2でボルテージフォロワをかませた後の出力を再度ボルテージフォロワにかませて出力
--- 出力インピーダンスは50Ω
-- 左端でoutputに50Ωをかませる
--- No.4でexcitationを足した後にここに繋いで,出力インピーダンスを50Ωにする
-- 右上で電源電圧の分配
--- NIM箱の後ろから供給された±15Vをここから4枚の基板に渡す

- No.4~
&ref(No4.jpeg,,20%);~
-- [[Offset Matrix Circuit>AndoLabInstrumentsOffsetMatrix]]を使用
-- 前半部分でexcitationの加算
--- excitationの入力はスイッチでGNDと切り替え可能.excitationを入れない時はoffにすることを想定
--- excitationのスイッチがonの時に入力が開放だとボルテージフォロワが暴れるので,入力に10kΩの抵抗を並列に繋いだ
--- No.2のoffset加算と合わせて,極性はinputと同じになる
--- 足した後にNo.3に渡して出力インピーダンスを50Ωにする
-- 後半部分でoutput monitor
--- 前半部分でexcitationを足された後の信号をボルテージフォロワで受ける
--- 出力インピーダンスは50Ω
--- outputと同じく,極性はinputと同じ


** 回路図 [#r5090c2a]
&ref(Offset-Sum-Monitor.png,,20%);~
- 可変抵抗は''ch4のみ100kΩ''

** 使用基板 [#ia9d9987]
- [[GeneralBoard>GeneralBoard]] x2
-- No.1: ±10V reference
-- No.3: Offset monitor, outputの50Ω
- [[Offset Matrix Circuit>AndoLabInstrumentsOffsetMatrix]] x2
-- No.2: Add offset, input monitor
-- No.4: Add excitation, output monitor

** ノイズレベル [#n5122745]
*** inmon [#c75b2202]
&ref(noise_inmon_high.png,,20%);~
&ref(noise_inmon_low.png,,20%);~

*** outmon [#gf655c3c]
&ref(noise_outmon_high.png,,20%);~
&ref(noise_outmon_low.png,,20%);~

*** offset [#i9980d22]
&ref(noise_offset_high.png,,20%);~
&ref(noise_offset_low.png,,20%);~

*** out [#lf80386a]
&ref(noise_output_high.png,,20%);~
&ref(noise_output_low.png,,20%);~

** 伝達関数 [#n5122745]
*** ch1 [#c75b2202]
&ref(TF_in1.pmg,,20%);~
&ref(TF_in1.png,,20%);~
&ref(TF_exc1.png,,20%);~

*** ch2 [#gf655c3c]
&ref(TF_in2.png,,20%);~
&ref(TF_exc2.png,,20%);~

*** ch3 [#i9980d22]
&ref(TF_in3.png,,20%);~
&ref(TF_exc3.png,,20%);~

*** out [#lf80386a]
&ref(TF_in4.png,,20%);~
&ref(TF_exc4.png,,20%);~

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