Panasonic
Let's note CF-T2へLinuxをインストール
初版: 2003/10/20
2003年10月20日に、かねてより予約していたCF-T2BW1AXRが届いたので、早速Linuxをインストールすることにしました。このページで
は、自分の覚え書きと、あとからCF-T2にLinuxをインストールしようとする人にささやかながら情報を提供するという意味で、インストール、環境構
築に関して記録していきます。スペック的に似通っているCF-W2やCF-R2を利用している方にも参考になるかも知れません。
私はLinuxのエキスパートではないので、ここに書いてあることは最良の方法ではないかも知れませんし、間違っていることもあるかも知れません。その点
はご了承下さい。
最近Fedora
Core1をCF-T2にインストールしました。今後、Tipsは こちら に追加していきます。
FedoraCore2情報追加。
FC3情報追加
私の環境:
Panasonic Let's note CF-T2BW1AXR + Panasonic DVD Multi-Drive LF-P567C
(USB2.0接続) + Panasonic USB接続FDD CF-VFDU03J + Logitech USB Wheel Mouse
Mouseman Traveler + ELECOM 54/11Mbps無線LANカード LD-WL54AG/CB
T
目次
インストール
Linux
Kernelの設定
雑多なTips
CF-T2雑感
参考リンク
インストール
2003/10/20
インストールの流れは次のようなものです。
パーティションの切り直し
WinXPを先頭パーテイションへリカバリ
HDDの後半にRedHat Linuxをインストール
WindowsXPの
移動
CF-T2にはWinXPがプレインストールされています。何かの時のためにこれを完全に消すのは避けたいので、次のようにパーティションを切り、移動し
てもらいます。
1. パーティションの切り直し。
どんなツールを使っても良いと思いますが、私はちょうど手元にあったDebian
WoodyのインストールCDをUSB接続DVDドライブからブートして、Debianのインストーラからパーティションを切りました。とりあえず、先頭
5GBをNTFSにして、次に4GBのFAT32領域を作りました。残りの領域はLinux用ですが、これはRedHatのインストーラから設定します。
FAT32領域にはあとでLinux上のVMWareからWin2000をインストールします。さらにこの領域は、WinXPとLinuxのファイル受け
渡し領域としても利用できます。
2. リカバリ
CF-T2はHDDの最後尾3GB程にリカバリー用のデータが入っています(この領域はfdiskなどのパーティショニングツールからは見えないようで
す)。電源投入後に[F2]を押して、BIOS設定画面に入り、リカバリーを開始し
ます。先頭のパーティションにリカバリーすれば、5GBのNTFS領域にWinXPが入ります。
RedHat
Linux 9.0のインストール
次にLinuxのインストールです。以前はdebian派でしたが、最近は楽だという意味でRedHatを愛用しています(今でもデスクトップマシンは
sidです)。
USB接続のDVD-driveからインストールCDをブートします。そのあとははっきり言って何も問題なくインストールできます。
ちょっとつまずいたのはHDDのパーティショニングで、最後まで使いきってしまうとなぜかエラーが出ました。
ということで、後半2GBほどをunused状態で残してあります(もったいない、、)。(その後Fedoraインストール時に試したらHDD最後尾まで使い切ることができまし
た。最初にできなかった理由は良く分かりません、、 )
それから、あとでsoftware
suspendを使うため、swapは実メモリの130%以上にします。私の場合、512MBのRAMに対して2GBもとってしまいました。これはやりす
ぎだと思います。
Linux
カーネルの設定
CF-T2はRedHat9.0の標準カーネルでは利用に問題が生じます。具体的には、
SpeedStepのせいで、CPUクロックが600MHz程度になってしまう。
サスペンドができない。
無線LANが使えない。
等です。このうち1と2はかなり致命的なので、カーネルのバージョンを少し上げて、さらにいくつかのパッチを用いて対処します。
(古い2.4.21に関する情報はこちら )
カスタム
カーネルの構築
カスタムカーネル構築のためにkernel-2.4.22にいくつかパッチを当てます。
私が用いたのは、kernel-2.4.22 + acpi-20030916-2.4.22.diff +
swsusp-2.0-rc2-whole + cpufreq-LINUX_2_4-20031025 という構成です。
/usr/src/ 以下に kernel-2.4.22のソースを展開して、
ln -s kernel-2.4.22 kernel-2.4
とシンボリックリンクを張ります。
次にパッチを当てていきます。
まず、cpufreq-LINUX_2_4-20031025.tar.gz
を適当なディレクトリで展開します。
私は、/usr/src/patches/ 以下で展開しました。
その後cpufreqディレクトリに移動し、
./patchin.sh /usr/src/linux-2.4.22
というように./patchin.shを実行します。
これによってcpufreqのパッチは当たります。
その他のパッチも、
cd kernel-2.4
bzcat ../patches/swsusp-2.0-rc2-whole.bz2
| patch -p1
cat ../patches/acpi-20030916-2.4.22.diff
| patch -p1
として当てます。
あとは通常のカーネル構築と同じ手順です。
make xconfig (or make menuconfig)
make dep; make bzImage; make modules; make modules_install
make install
私の用いた.configはここ にありま
す。
configの要点は次の通りです。
SMPはoff
CPUFreqのX86_P4_CLOCKMODをモジュールで構築。
swsuspend on
ext3fsのサポートを忘れないように。
INPUT_KEYBDEB, INPUT_MOUSEDEV、USB、USB_UHCI,
USB_HIDはモジュールにせずにカーネルに組み込む。そうしないとSoftware suspendを使うときにマウスがおかしくなる。
なお、システムブート時にUSB keyboardとUSB
mouseの初期化に失敗したようなメッセージが出て気になる場合、/etc/rc.sysinitの、
LC_ALL=C grep 'hid' /proc/bus/usb/drivers || action $"Initializing USB
HID interface: " modprobe hid 2> /dev/null
action $"Initializing USB keyboard: " modprobe keybdev 2> /dev/null
action $"Initializing USB mouse: " modprobe mousedev 2> /dev/null
という部分をコメントアウトしてしまえばいいでしょう。
Software
suspendを使う
CF-T2ではACPIを用いたSuspend-Resumeはまだうまく行かないようなので(kernel-2.6.xなどを使えばできるかも)、Software suspend を用い
ます。上でカーネルにパッチを当てたので、あとはサスペンド用のスクリプトのインストールとブートの設定です。
まず、suspend.sh をダウンロードしてきて、
suspend.sh --install
これで、/usr/sbin/hibernateというコマンドがインストールされました。
次に、swsuspを利用するにはブート時にカーネルオプションを与えてやらなければならないので、/boot/grub/grub.confに記述しま
す。
kernel /boot/vmlinuz-2.4.22 ro root=LABEL=/ resume=/dev/hda5
赤字のところが追加したオプションです。/dev/hda5のところにはswapパーティションを指定します。前に述べた通りこのパーティションは実メモ
リよりも30%程大きくないといけません。
私はACPIを使わないので、acpi=offというカーネルオプションも追加しています。この方がsoftware
suspendが安定するような気もします。
これで再起動後、rootでhibernateコマンドを実行するとハイバネーションができるはずです。
ただし、リジューム後にネットワークが使えなくなったり(insmod
8139tooで復帰可能)するので、リジューム後に自動復帰スクリプトなどを走らせる必要がありそうです。今後の課題です。
DRIを有効にする (2003/11/2更新)
RedHat9.0標準のカーネルは、i855用のDRIモジュールが入っているので何もせずにDRIが有効になりましたが、カスタムカーネルをインス
トールしたため、DRIが無効になってしまいました。
これは、インテルからド
ライバー をダウンロードしてきて対処します。
このドライバーをインストールする際は、カーネルモジュールをコンパイルすることになるので、まずincludeファイルの準備をします。
cd /usr/include
mv linux linux-old
ln -s /usr/src/linux-2.4/include/linux linux
これで、/usr/include/linuxには現在インストールされているカーネルのヘッダーファイルが見えることになります。
また、Intelのインストーラを実行すると、以下のファイルがXFree86-4.2.0用の物に置き換わってしまいます。
それを元に戻さないとXが起動しなくなったり、XVideo拡張が使えなくなったりします。インストーラが自動的にバックアップを取ってくれますが、念の
ために自分でもバックアップを取っておくことをお勧めします。
置き換えられるファイル
/usr/X11R6/lib/modules/libpcidata.a
l/usr/X11R6/lib/modules/ibscanpci.a
/usr/X11R6/lib/modules/libvbe
/usr/X11R6/lib/modules/linux/libdrm.a
/usr/X11R6/lib/modules/linux/libint10
/usr/X11R6/lib/modules/drivers/i810_drv.o
ダウンロードしたExtreme Graphicsドライバーを展開し、install-shを実行します。
その後、上に示した置き換えられるファイルを元に戻します。
例)
cd /usr/X11R6/lib/modules/
cp libpcidata.a.dri-old libpcidata.a
等、
これでXを再起動すればDRIが有効になるはずです。
参考までに私のXF86Config を置いておきます。
CPUFreq (2003/11/11
更新)
最新のパッチはここ にあります。
CF-T2のCPUはPentium Mのはずですが、X86_SPEEDSTEP_CENTRINOは動きませんでした。
そのかわりなぜかX86_P4_CLOCKMODのモジュールを読み込むことができます。
動作周波数を変えるには、
echo -n "0%40%100%powersave" > /proc/cpufreq
とします。こうするとCPUクロックが40%に減速されます。真ん中の値が重要です。
echo -n "0%40%100%performance" > /proc/cpufreq
のようにすれば常に100%で動きます。
さて、p4-clockmod.o
モジュールでうまく動いていたのですが、やはりspeedstep-centrino.oを使った方が良いのではないかと考え、ちょっとソースに手を入れ
ました。
linux-2.4/arch/i386/kernel/speedstep-centrino.c
にこのパッチ を適用します。
これで1GHzのPentium Mでもspeedstep-centrino.oが読み込めるはずです。
(CPUFreqのメーリングリストにこのパッチを投げたところ、2003/11/5現在Kernel2.5用のCVSツリーに取り込まれたようです。参
考 )
私は結局モジュールにせず、カーネルに組み込みました(software suspendとの兼ね合いを考えて)。
あとは、定期的にCPU負荷をモニターして動作周波数を変更してくれるデーモンのインストールですが、
cpufreqd というものがあるよ
うです。
ソースを持ってきて、./configure;make;make installでインストール可能です。
/usr/local/etc/cpufreqd.conf
を編集してcpufreqdを起動すれば良いです。私のcpufreqd.conf をここに置
いておきます。
/etc/init.d/cpufreqd
に、init script を置いて、
chkconfig --add cpufreqd
とすれば、サービスとして立ち上がります。
Software suspend時に停止させると良いかもしれません。
音をだす
CF-T2に搭載されているのは、SigmaTelのC-Majorというサウンドチップのようで、kernel付属のi810ドライバで音を鳴らすこと
ができます。しかし音をだすためには一旦Windowsを起動し、ボリュームコントロールでミュートを解除しておく必要があります。
一度この作業をすれば、再びWindows上でボリュームをミュートしない限り問題ないようです。
無線LANを使う
CF-T2に内蔵されているIntel Pro/Wireless 2100はまだLinux用のドライバがリリースされていません。
ただし、インテルがLinux用ドライバをリリースしようとしているという情報があります。
インテルがドライバーをリリースするまで待っていられない短気な私は、ELECOMのLD-WL54AG/CBというIEEE802.11a/b/gの3
つに対応したカードを買ってきて利用することにしました。これならばインテルのドライバーで内蔵無線LANが使えるようになっても、11a/gに対応した
カードということで無駄にならずに済みます。
このカード用のドライバは、madwifi と
呼ばれています。
基本的なインストール方法はこ
こ に書いてある通りですが、一応このページにも書いておきます。
まず作業用のディレクトリで、
cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/madwifi login
cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/madwifi
co madwifi
としてmadwifiのCVSツリーを取り込みます。
次にmadwifiディレクトリに移動して
make
make install
でドライバーをインストールします。
その後、
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ath0
に
# Please read /usr/share/doc/initscripts-*/sysconfig.txt
# for the documentation of these parameters.
USERCTL=no
PEERDNS=yes
GATEWAY=
TYPE=Wireless
DEVICE=ath0
BOOTPROTO=dhcp
NETMASK=
ONBOOT=no
DHCP_HOSTNAME=
IPADDR=
NAME=
DOMAIN=
ESSID=XXXXXXXXXXXXXXXX
MODE=Managed
KEY=XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XX
RATE=
を記述して、再起動するだけです。
カードを差し込めば自動的に認識されてDHCPでIPアドレスをとってきてくれたりします。
楽ですね。
カードを抜くときは、
cardctl eject 0
modprobe -r ath_pci
というコマンドを打ちます。
スクリプトファイルにしておいてもいいですね。
software suspendをする際は上のコマンドでカードを抜いておかないとresume時にハングするようです。
内蔵無線LANを使う! (2003/10/29
追加)
Intelからは正式にLinux用ドライバーがリリースされていないPro/Wireless
2100ですが、なんとLinux上で使う方法があるようです。
試したところあっさり使えました。
これはWindowsのドライバーをLinuxから使えるようにするwrapperをインストールする方法です。
まず、http://www.linuxant.com/driverloader/ に
行って、Download
からRPMパッケージを取ってきます。
私の場合、カスタムカーネルを使っているので driverloader-1.21-1.i386.rpm.zip を持ってきました。
unzip後、rpm -i でインストールします。
そのときperl-CGIパッケージをインストールしておく必要があります。
その後、
http://localhost:18020/
にアクセスすると、Windows用ドライバーの登録画面になります。
私はWindows用のドライバーをASUS のページからダウンロードしま
した。M3000Nシリーズノートパソコン用ドライバーのページからWireless_XP.zipを取ってきました。
それを展開後にできる、W70N51.INFというファイルを指定してやるとWindows用ドライバーが登録されます。
ドライバーを有効にするには、https://www.linuxant.com/store/account_login.php で
アカウントを作成した上でログインし、ProductsのページからWireless
LAN devicesのFREE TRIALを選びます。MACアドレスを入れるとTRIAL用のパスワードが貰えます。
このパスワードは30日有効のようです。また今のところ金
を払って製品版を買うことはできないようです。
(どうも金を払って正式ライセンスを購入可能になったようです。1ライセンス$19.95。高いか安いか?)
得られたTRIALパスワードを入れればめでたくドライバーが有効になります。
あとはifup eth1とすれば問題なく無線LANが使えます。
これでIntelから正式なドライバーがリリースされるまでしのぎましょう。
雑多なTips
cfdisk
RedHatのutil-linuxにはcfdiskがなぜか入っていません。
最新のutil-linuxをダウンロードしてきて自分でコンパイルしましょう(必要なら)。
MP3を聴く
RedHatは著作権がらみでMP3プレイヤーを添附していないので、xmmsでMP3を聴けるように設定します。
Fresh RPMS からxmms-mp3をダウンロードして来てインス
トールすればOKです。
USB
接続のDVD-ROMで音楽CDを聴く
USB接続のDVD-ROMでは、オーディオデータをアナログで取得することが出来ません。
そこで、CDDAデータを直接吸い出して再生します。
具体的にはXMMSにcdparanoia-pluginを入れます。
cdparanoia-plugin-0.1.tar.gz を展開してコンパイルします。
xmms-develやcdparanoia-develが要求されるのでインストールしておきましょう。
また、configure途中で cdda_interface.h が無いと怒られるので、
cd /usr/include
cp -i cdda/* .
として凌ぎました。あまりスマートではありませんが、、。
xmmsを立ち上げて、[オプション]->[設定] から入力プラグインとしてCDDA Paranoiaを選びます。
設定で、deviceは/dev/scd0に、ディレクトリは/etc/fstabにおけるscd0のマウントポイント(/mnt/cdrom等)を入力
します。
再生するときは URLに先ほどのディレクトリ(/mnt/cdromなど)を入力すると、各トラックが表示されます。
Wnn7の設定
RedHat9.0附属のWnn7はただInstallスクリプトを走らせるだけでインストール可能。
ただし、Xwnmoはうざいので、次のようにしてXIMとしてはkinput2を利用しました。
/etc/X11/xinit/xinitrc.d/xinputの、
#
# check $XIM and set a default $XIM value.
#
if [ -z "$XIM" ]; then
case $tmplang in
というところで、ifの前行に
XIM="kinput2"
を入れてしまって強制的にkinput2を使うようにします(かなり強引ですが、、)。
次に同じファイルの、
kinput2)
XIM_PROGRAM=kinput2
if [ X"`ldd /usr/X11R6/bin/kinput2 | grep libcanna`" = X ] ; then
XIM_ARGS="-wnnenvrc /etc/FreeWnn/ja/wnnenvrc"
else
XIM_ARGS="-canna"
fi
と言う部分を、
kinput2)
XIM_PROGRAM=kinput2
#if [ X"`ldd /usr/X11R6/bin/kinput2 | grep libcanna`" = X ] ; then
XIM_ARGS="-wnn -wnnenvrc /usr/lib/wnn7/ja_JP/wnnenvrc"
#else
# XIM_ARGS="-canna"
#fi
というようにコメントアウトします。
さらに、
/usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/Kinput2
を編集して、
*CcWnn.Jserver: unix
を
*CcWnn.Jserver: localhost
に変えます。
また念のために、
*CcWnn.wnnEnvrc: /etc/FreeWnn/ja/wnnenvrc
をコメントアウトして、
*CcWnn.wnnEnvrc6: /usr/lib/wnn7/ja_JP/wnnenvrc
を加えます。
以上でkinput2からWnn7が使えるはずです。予測変換などはできませんが、実用上問題ありません。
なお、kinput2の細かい設定は/usr/X11R6/lib/X11/ccdef/ 以下にあるファイルを編集します。
RedHatのデフォルトでは ccdef.kinput2.egg が設定ファイルとして指定されているはずです。
私はこのファイルからインクルードされている rule.hiragana.egg を少しいじってローマ字入力の規則を好みのものに変えています。
Emacsの設定
emacs標準の日本語フォントが格好悪いので、.Xresourcesに
Emacs.Fontset-0:
-*-fixed-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-fontset-Courier16,\
ascii:-sony-fixed-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-iso8859-1,\
latin-iso8859-1:-sony-fixed-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-iso8859-1,\
latin-jisx0201:-sony-fixed-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-jisx0201.1976-0,\
katakana-jisx0201:-sony-fixed-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-jisx0201.1976-0,\
japanese-jisx0208:-alias-mincho-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-jisx0208.1983-0,\
japanese-jisx0212:-alias-mincho-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-jisx0212.1990-0,\
japanese-jisx0213:-alias-mincho-medium-r-normal--16-*-*-*-c-*-jisx0213.2000-0
と記述をして、
.emacsには
(setq default-frame-alist
(append
'((line-space . "0") (width . 100) (height . 40)
(font . "fontset-Courier16"))
default-frame-alist))
と書いた。
wnn7-elispをインストールすると、以下の記述が.emacsに自動的に追加される。
;;; auto defined with Setup_wnn7egg script ------------------
(if (featurep 'xemacs)
(setq load-path (append '("/usr/share/wnn7/elisp/xemacs21") load-path))
(setq load-path (append '("/usr/share/wnn7/elisp/emacs20") load-path)))
(global-set-key "\C-\\" 'toggle-input-method)
(load "wnn7egg-leim")
(if (featurep 'xemacs)
(select-input-method "japanese-egg-wnn7")
(set-input-method "japanese-egg-wnn7"))
(set-language-info "Japanese" 'input-method "japanese-egg-wnn7")
(egg-use-input-predict)
TeXを使う
RedHatでTeXを使うためには、tetex-* パッケージをインストールすれば良い。
日本語関連は ptex, platex, pxdvi, pdvipsという名前のコマンドになるので注意。
また、VFlib2, VFlib2-conf-jaもインストールしないといけない。
TeX関連のTipsはFedoraのページ にもあります。
電子辞書を使う
EPWING形式の辞書を使えるように設定します。
EB Libraryとndtpdサーバ、lookupを用いてEmacs上から検索を実行します。
また、古いdserverでしか検索できない辞書も持っているのでdserverもインストールして同時に使います。
まず、ebとndtpd、lookupをダウンロードしてきて、configure; make; make install でインストールします。
次にndtpdの設定です。
/etc/services に、
ndtp 2010/tcp
ndtp2 2015/tcp
を追加します。
その後、ndtpdというユーザを追加します。
adduser ndtpd
vipwでndtpd のログインシェルを/sbin/nologinにしてログイン不能にします。
xinetdからndtpdを起動するために/etc/xinetd.d/ndtpdに
# default: off
# description: The ndtp server
service ndtp
{
disable = no
socket_type = stream
wait = no
user = root
server = /usr/local/sbin/ndtpd
server_args = --inetd
log_on_failure += USERID
}
という記述をします。
xinetdを再起動すればndtpdが使えるようになります。
次にdserverの設定です。しかし普通の人はdserverなど使わなくてもいいでしょう。
dserver2.2betapl2.tar.gz を展開して、
server2.2-pl2ディレクトリに入ります。
ndtp.hを編集して、
#define SERVICE "ndtp2"
#define DEFAULT_NDTP_PORT 2015
と変更します。
また、Makefileを編集して
DSERVERTOPDIR=/usr/local/etc
とします。
あとはmake;make installします。
/usr/local/etcにdserver_accessファイルと、自分が使う辞書の種類に応じた*.tblファイルを置きます。
私の例では、
cat dserver_access
#DICT kojien /usr/local/share/dict/yrrs096/koujien/start "広辞苑第4版" 1 600
#DICT readers /usr/local/share/dict/yrrs172/readers/start "リーダーズ英和" 1
600
#DICTROOT /usr/local/share/dict 2 500
## access controle
そして、koujien.tblとreaders.tblを利用します。
dserverの起動は、/etc/rc.d/rc.localから行います。
/usr/local/lib/dserver 0 &
というような行を追加します。
最後にlookupの設定です。
~/.emacsに次の記述をします。
(autoload 'lookup "lookup" nil t)
(autoload 'lookup-region "lookup" nil t)
(autoload 'lookup-pattern "lookup" nil t)
(setq lookup-search-agents '((ndtp "localhost" :port 2010) (ndtp
"localhost" :port 2015)))
(defun mlookup () " invoke lookup "
(interactive)
(lookup)
(delete-other-windows)
)
(setq load-path (cons (expand-file-name
"/usr/local/share/emacs/site-lisp") load-path))
emacsを起動後、M-x lookupでlookupを起動できます。
XFT2とアン
チエイリアス関係
こ
ちら を参照。
rpmコマンド
がクラッシュする
何かの拍子にrpmのデータベースが壊れてしまい、rpmコマンドがsegmentation
faultでクラッシュするようになることがあります。この場合、rpm --rebuilddb を実行すると、データベースを修復してくれます。
OpenOffice.org
のUIフォント
OpenOffice.org1.1.0(日本語オフィシャルビルド版)のUI用フォントは Andale Sans UI
なので、このフォントを置換すれば好みのフォントをUI用に使える。
Gnome2
のメニューを編集する
RedHatやFedora Coreでは実装がバグバグだという理由でGnome2のメニューを編集することができません。
しかし、これはイマイチなので何とかする方法を書きます。
メニューを編集する方法には二つあります。
一つは、/etc/gnome-vfs-2.0/modules/default-modules.confを同じディレクトリにあるdefault-
modules.conf.with-menu-editing と置き換える方法です。
置き換え後に一般ユーザになって、
cd ~/.gnome2/vfolders
cp /etc/X11/desktop-menus/applications.menu applications.vfolder-info
を実行すればnautilusの「ここからスタート」を用いてメニューを編集できるはずです。
しかしこの方法はRedHatの開発者によってバグが多いとされて無効にされたものなので、あまりお勧めできません。
別の方法としては、手動でメニューファイルを編集する方法があります。
これはめちゃくちゃ面倒くさいですが、安全です。
細かい解説はここ で説明され
ています。GNOME 2.4
Desktop System Administration Guide
にもさらに詳しい説明が載っています。
例えば「お気に入り」というメニューを追加するための基本的な手順は以下の通りです。
/etc/X11/desktop-menus/applications.menu
を編集してメニューエントリーを追加する。
その文法は上に挙げたページを参照してください。
今回は以下のようなエントリーを追加します。
<!-- MyFavorites -->
<Folder>
<Name>MyFaborites</Name>
<Desktop>MyFavorites.directory</Desktop>
<Query>
<And>
<Keyword>MyFavorites</Keyword>
<Not><Keyword>System</Keyword></Not>
</And>
</Query>
<DontShowIfEmpty/>
</Folder>
~/.gnome2/vfolders/MyFavorites.directory を作成する。
中身は以下の通り。
[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Version=1.0
Name=MyFavorites
Name[ja]=お気に入り
Type=Directory
Icon=/home/aso/imgs/icons/marbles-0.1.2/48x48/apps/bookmark.png
このファイルはUTF-8でエンコードされていなければならないので、
lv -u8
MyFavorites.directory.euc >
MyFavorites.directory
などとしてUTF-8に変換しておきます。
~/.gnome2/vfolders/applications/ 以下に.desktopファイルを作成していきます。
例えば音量コントロールを起動するための.desktopファイルは下のような感じになります。
なおこのファイルもUTF-8でエンコードされている必要があります。
[Desktop Entry]
Version=1.0
Encoding=UTF-8
Name=Volume Control
Name[ja]=音量コントロール
Comment=Adjust the volume level
Comment[ja]=音量レベルを調整
Exec=gnome-volume-control
Icon=gnome-mixer.png
StartupNotify=true
Info=Gnome Mixer
Terminal=false
Type=Application
Categories=MyFavorites
X-GNOME-DocPath=gmix/gmix.xml
ここで重要なのは、Categories=MyFavorites というラインです。
これは1で追加したエントリーの
<Keyword>MyFavorites</Keyword>
という部分と対応します。
これでメインメニューに「お気に入り」というサブメニューが追加され、その中に「音量コントロール」というメニュー項目があるはずです。
必要なだけ.desktopファイルを作っていけばオリジナルのメニューが出来上がります。
Gnome2メニューの要点は、手順1で追加したエントリーが、一種の検索式になっているということです。
エントリーでしていされた条件に当てはまる *.desktop
ファイルがピックアップされてメニューに追加されるわけです。細かい点は上述のドキュメントをどうぞ。
RPM
ファイルを単純に展開する
時々、RPM形式のファイルからインストールせずにいくつかのファイルだけを取り出したいことがあります。
そのような場合、rpm2cpioコマンドを使います。
rpm2cpio hogehoge.rpm | cpio -ivd
で、hogehoge.rpm の内容がカレントディレクトリに展開されます。
CF-T2雑感
ここでは、CF-T2を使用して感じた私の個人的な感想やLinuxとは直接関係のないハードウエアに関することなどを書いていきます。購入を検討してい
る人の参考にでもなれば幸いです。
可搬性
この機種を購入しようと考えた最大の理由は重量が軽いことです。カタログでは1070g、私の実測では約1050gでした。
実質1kgですが、これはやはり「軽い!!」と感じます。私はそれまでSamsungのQ10というB5ノートを使っていたのですが、そいつは大容量バッ
テリー込みで1.7kgぐらいありました。標準バッテリーならば1.3kgぐらいでしたが、その場合2時間半程しかバッテリーが持たないので結局持ち歩く
ときはいつも大容量バッテリーを使っていました。CF-T2の場合標準バッテリーで5時間持つということなので(実際にはもっと短いですが、これは後
述)、持ち歩くときも1kgです。その他ACアダプタも軽量にできているので気軽に持ち歩けます。
私はこの鞄に折り畳み傘とCF-T2、ACアダプタ、マウスを入れて持ち歩いていますが、とてもパソコンを持って歩いているとは感じないぐらい軽いです。
寸法のほうも私の鞄に偶然ピッタリだったので気に入っています。CF-R2程ではないですが、全体的にコンパクトな方だと思います。東芝やシャープの超薄
型ノートに比べると厚みは少しありますが、その分面積が小さくなっています。ノートPCのサイズはある程度の薄さまでくると、今度は面積の方が重要になっ
てくると私は考えています。以前使っていたQ10はCF-T2よりも薄いですが、面積が大きいためにCF-T2よりもかさばって感じられます。ただしこの
辺りは使っている鞄にもよるでしょうね。
デザイン
これは個人の趣味の問題なので、賛否両論あるでしょうが私は気に入っています。
私はノートPCのカラーとして銀色が好きなので、まずその点が〇。
特にパームレストについている横方向の溝の列はリモワの旅行鞄のようでかっこいいです。
丸いタッチパッドも(私はほとんど使いませんが)かわいくて良いです。
開いた状態ではかなりいいデザインだと思いますが、閉じた際に一番目立つ天板はイマイチかなという感想です。
傷対策などいろんな意味があるのかもしれませんが、材質が少し安っぽく見えます。天板に入るPanasonicのロゴは最初かっこ悪いと思いましたがすぐ
に見慣れました、、。
使い勝手
少し気になるのは、USB端子が左側面に2個集中していること。左右に一つずつ振ってくれた方が左右どちら効きの人でも幸せになれると思います(私は右利
き)。
バッテリー寿命
Under construction...
参考リンク
このページを作成するにあたり、以下のページを参考にしました。
Panasonic LET'S NOTE PRO CF-T1 (RCAXS)に Linux
Panasonic
Let's note CF-T1 (CF-T1RWAXR) への Plamo Linux Install Memo
Linux で「休止状態」 - swsusp