#author("2023-05-22T04:33:51+09:00","default:LabMember","LabMember") #author("2024-08-23T15:18:12+09:00","default:LabMember","LabMember") [[DigitalSystemに戻る>DigitalSystem]] Note: 2022/05/10 system updated to LIGo CDS ver. 4.2 Note: 2022/05/10 system updated to LIGO CDS ver. 4.2 * How To [#ee7be9cf] LIGO CDSの基本的な使い方 #contents ** 起動 [#o4c54398] *** 電源の入れ方 [#zcadcef1] + 各種ケーブル類が適切に刺さっていることを確認する. ++ AA chassis: 電源(ヒロセの4ピン),ADCボード(80ピン),クロック(LEMO) ++ AI chassis: 電源(ヒロセの4ピン),DACボード(68ピン),クロック(LEMO) ++ サーバー: 電源,ADC/DACボード,キーボード,モニター,LANケーブル + AA/AI chassisへTEXIOの安定化電源から±15Vを供給する. ++ 電源が入ると中の回路のLEDが緑に光るので確認できる. ++ 全ての回路に電源を供給すると~1A程度消費するはず.それよりかなり大きいor小さい場合は故障が疑わしいので開けて確認する. + シンセサイザーからクロックの信号をAA/AI chassisに入れる. ++ 画面表示で0-5V,65536kHzの矩形波を入れる.オシロで見ると0-10Vの矩形波になっていればOK.~ &color(red){信号が大きすぎるとボードのクロック入力が壊れるので気をつけること.};(既に2回やらかしている) + サーバーの電源を入れる.表面右上あたりにボタンがある. *** 再起動の方法,復旧 [#e68811f1] サーバーに接続した状態で~ sudo reboot now とする.now をつけないと数10秒待たされるので注意. ~ 再起動後, rtcds status でモデルが動いているか確認する.(だいたい動いていないので)動いていないものを以下の方法でスタートする. + IOPモデルをスタートする. rtcds start (IOPのモデル名) 一般ユーザーでログインしていればパスワードを求められるので適宜入力する. + CAMモデルをスタートする. rtcds start (CAMのモデル名) CAMは複数同時にスタートできる. + local_dcをスタートする. sudo systemctl start rts-local_dc.service serviceはなくてもいい. + 各モデルのGDS_TP.adlを確認する.インジケーターが全部緑になっていればOK. ** サーバーに入る方法 [#f9dfa138] *** サーバーのモニターを使う場合 [#l1e4e1e3] ユーザー名:controls、パスワード:????で入る. *** workstationを使う場合 [#c32fd178] ssh接続をする.適当なターミナルから ssh controls@(サーバーのホスト名) として,パスワードを入力する. *** 研究室から入る場合 [#kfc019dd] 自分のPCのターミナルから ssh controls@(ルーターのIPアドレス) [-p (ポート番号)] として,パスワードを入力する.ルーターのIPアドレスは[[ここ>InternalIPaddressList]]を参照. ポート番号は指定しなければworkstationに繋がる. *** 研究室外から入る場合 [#qd2f4916] 一番簡単なのはVPN接続をすること.その場合は研究室内と同じ方法でアクセスできる.~ VPN接続をしない場合,一旦graniteサーバーを踏む必要がある. ssh ユーザー名@(graniteのIPアドレス) でgraniteへ入り,その後研究室内の場合と同じ方法でアクセスできる. ** 様々な動作チェックの方法 [#geeaa533] *** 動いているモデルのチェック [#l8d672fb] サーバー上で rtcds status とする.例えば結果が以下のような場合… Build kernel-mode models by default Kernel Module Status\n mbuf 20480 38 t1tst,t1visavit,t1pem,t1ioptoba gpstime 32768 5 t1tst,t1visavit,t1pem,t1ioptoba t1ioptoba 9392128 3 t1tst,t1visavit,t1pem t1pem 8880128 0 t1tst 9093120 0 t1visavit 9261056 0 Kernel Module Status = ALL LOADED System Status system epics module awgtpman ------------------------------------------------------ t1ioptoba ON ON ON t1pem ON ON ON t1tst ON ON ON t1visavit ON ON ON Systems Status = ALL ACTIVE Overall Status = OK モデルはt1ioptoba, t1pem, t1tst, t1visavitが動いていることがわかる.System Statusがどれか1つでもOFFであれば正常でないので以下の方法で確認する. *** 各モデルでawg, tp, epicsが動いているかどうか [#mc68bc21] サーバー上で rtcds status (モデル名) とする.モデル名がt1vistobaの場合,結果が~ Build kernel-mode models by default ● rts@t1visavit.target - Advanced LIGO RTS target: t1visavit Loaded: loaded (/lib/systemd/system/rts@.target; disabled; vendor preset: enabled) Drop-In: /run/systemd/generator.early/rts@t1visavit.target.d └─part_of_rts-user-models.target.conf Active: active since Sat 2022-11-26 17:47:38 JST; 3 weeks 1 days ago ● rts-awgtpman@t1visavit.service - Advanced LIGO RTS awgtpman: t1visavit Loaded: loaded (/lib/systemd/system/rts-awgtpman@.service; static; vendor preset: enabled) Drop-In: /run/systemd/generator.early/rts-awgtpman@t1visavit.service.d └─after_rts-module@t1visavit.service.conf Active: active (running) since Sat 2022-11-26 17:47:38 JST; 3 weeks 1 days ago Main PID: 21860 (awgtpman) CGroup: /system.slice/system-rts\x2dawgtpman.slice/rts-awgtpman@t1visavit.service └─21860 awgtpman -s t1visavit ● rts-epics@t1visavit.service - Advanced LIGO RTS EPICS IOC sequencer: t1visavit Loaded: loaded (/lib/systemd/system/rts-epics@.service; static; vendor preset: enabled) Drop-In: /run/systemd/generator.early/rts-epics@t1visavit.service.d └─after_rts-awgtpman@t1ioptoba.service.conf, after_rts-module@t1ioptoba.service.conf, require_rts-module@t1io Active: active (running) since Sat 2022-11-26 17:47:30 JST; 3 weeks 1 days ago Main PID: 21805 (t1visavitepics) CGroup: /system.slice/system-rts\x2depics.slice/rts-epics@t1visavit.service └─21805 ./t1visavitepics t1visavitepicsT1.cmd ● rts-module@t1visavit.service - Advanced LIGO RTS kernel module: t1visavit Loaded: loaded (/lib/systemd/system/rts-module@.service; static; vendor preset: enabled) Drop-In: /run/systemd/generator.early/rts-module@t1visavit.service.d └─after_rts-epics@t1visavit.service.conf, after_rts-module@t1ioptoba.service.conf, bindsto_rts-module@t1iopto Active: active (exited) since Sat 2022-11-26 17:47:38 JST; 3 weeks 1 days ago Process: 21806 ExecStart=/usr/bin/rts_module_ctrl start t1visavit (code=exited, status=0/SUCCESS) Main PID: 21806 (code=exited, status=0/SUCCESS) となれば正常.左上の●が全て緑色になっていればOK. *** モデルが正常に動いているかのチェック [#b5788ae9] 各モデルのGDS_TP.adlを確認する.インジケーターが全て緑色になっていればOK. *** ネットワーク接続のテスト [#h77ba28a] サーバー上で~ ping (workstationのホスト名) またはworkstation上で~ ping (サーバーのホスト名) として反応があるか確かめる. ** MEDM関連 [#ld88fd7b] フィルタのON/OFF,ゲインの変更,各種スイッチングなどはMEDM screenを用いて行うことができる。 *** MEDMの開き方 [#kf32a094] terminalで /opt/rtcds/(site)/(ifo)/medm medm & とするか,MEDMと書かれたデスクトップアイコンをダブルクリックする. *** MEDM screenの見方 [#u147fa4f] /opt/rtcds/(site)/(ifo)/medmの中の,各モデル名のフォルダの中に,自動生成されたMEDM screenがある.~ MEDMを起動して出てきた画面の"Mode"から"Execute"を選択すると,ゲインの調整やフィルターのON/OFFなどができるようになる.~ MEDM screenを編集したい場合,"Mode"から"Edit"を選択して編集したい画面を開く. 編集モードは癖があるので触って慣れる必要あり. ** DTT関連 [#o0371788] diaggui, foton, awgguiなどをまとめてDTT(diagnostics test tools)と呼ぶ.~ 詳しい使い方は[[ここ>http://gwwiki.icrr.u-tokyo.ac.jp/JGWwiki/KAGRA/Subgroups/DGS/Manual]]にも書いてある. *** スペクトル,伝達関数などの測り方 [#v0580a1c] diagguiを使う.terminalで diaggui & とするか、diagguiと書かれたデスクトップアイコンをダブルクリックする.~ 詳しい使い方は[[ここ>https://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/private/DocDB/ShowDocument?docid=5912]]を見るか,詳しい人に聞く. *** 時系列データの見方 [#t12707c6] ndscopeを使う.terminalで ndscope & とするか,ndscopeと書かれたデスクトップアイコンをダブルクリックする.~ 詳しい使い方は… いい文献があったら教えてください. *** フィルタの編集方法 [#e6b6fa27] fotonを用いて行う。terminalで foton & とするか,fotonと書かれたデスクトップアイコンをダブルクリックする.~ フィルタの編集から反映までの流れは下記の通り. + fotonを開く. + Module Selectionで/opt/rtcds/(site)/(ifo)/chans/を開き,編集したいmodel名のtxtファイルを開く(例えば,T1VISAVIT.txt). + 編集したいmodule名を選択する(例えば,SERVO_X).各moduleには10個のフィルタを入れることができる. + FileメニューのRead Onlyを外す.~ + Selectionsで編集したいフィルタを選び,名前をつける.~ + Designを用いてフィルタを作成する.作成したフィルタの形は「Bode Plot」ボタンをクリックすると,「Graphics」タブに表示される. + 編集後Saveし,該当するModuleのMEDM screenを開く(例えば,T1VIS_SERVO_X.adl). + 「LOAD COEFFICIENTS」ボタンをクリックすると,フィルタの変更が反映される. ** Simulink関連 [#ud9b6101] MATLABのSimulinkを用いて,モデルを編集することができる. *** MATLABの開き方 [#r22809d9] terminalで matlab & とする. *** モデルの編集 [#fd4edb5d] + MATLABを開き,編集したいモデルを開く.例えば,t1tst.mdlなら,/opt/rtcds/usercode/models にある. + Simulinkを用いて配線を行う.フィルタモジュールなど,使えるパーツはCDS_PARTS.mdlの中に入っているので,コピー・ペーストして作っていく. ++ CDS_PARTS.mdl はMATLABのコンソール上で CDS_PARTS と打てば出てくる. + 編集後Saveする. + サーバー上で rtcds build t1tst rtcds install t1tst rtcds restart t1tst とすると,編集した後の新しいt1tstが走り出すようになる.MEDM screenなどもこの操作で自動生成される.~ + モデルを編集した後はDAQのチャンネルを再設定する.サーバー上で sudo systemctl rts-daqd.service restart とする. *** モデルの追加 [#p931a74d] モデルを追加する場合,やることが少し増える. t1new というモデルと追加する場合, + サーバーに入り /etc/advligorts に移動する. + env というファイルの USER_MODELSに追加するモデルの名前を追加する. USER_MODELS="(元々書いてあるモデル名) t1new" + systemd_env というファイルの USER_MODELS, local_dc_args に追加するモデルの名前を追加する. USER_MODELS="(元々書いてあるモデル名) t1new" local_dc_args='(色々書いてある) "(元々書いてあるモデル名) t1new"(色々書いてある)' + masterというファイルに以下を追記する. /opt/rtcds/tyo/t1/chans/daq/T1NEW.ini /opt/rtcds/tyo/t1/target/gds/param/tpchn_t1new.par tyo, t1は適宜置き換える. + あとはモデルを編集するときと同じようにする.ただしモデルを走らせるときは restart ではなく startにする. rtcds start t1new **epicsの値の復元 [#fb88d928] 通常ならモデルをリスタートするとfilterのゲインやon/off, matrixの値など,epicsの値がデフォルトに戻ってしまい再現されない.そのような場合に値を復帰するために,SDFというepicsの値を保存しておいてくれるシステムがある.~ 詳しい使い方は[[ここ>https://gwdoc.icrr.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/private/DocDB/ShowDocument?docid=9228]]を参照. *** 保存方法 [#da17e42a] + 各モデルのSDF_TABLE.adlを開く. + 値を保存したいチャンネルの ACCEPT ボタンを押す + 保存したいチャンネルを全て選択したら,右上の CONFIRM ボタンを押す. *** 復元方法 [#ed67cc31] + 値を復元したいチャンネルの REVERT ボタンを押す + 復元したいチャンネルを全て選択したら,右上の CONFIRM ボタンを押す.