#author("2024-04-22T16:48:37+09:00","default:LabMember","LabMember")
#author("2024-09-06T09:07:34+09:00","default:LabMember","LabMember")
[[AndoLabInstruments]]

* Koheras BasiK X15 [#h1d534e6]
#contents
** Pictures [#ibfccd94]
#ref(KoherasBasiK_X15_K172-103-605.JPG,,20%);

** Manual [#o392fbf8]
[[Product Guide>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/wiki/Lab/?plugin=attach&pcmd=open&file=Koheras%20BASIK%20Product%20Guide-%2020220315%20R1.5.pdf&refer=AndoLabInstrumentsKoherasBasiKX15]]

** data sheet [#m3b27a5a]
- Test report
#ref(X15_testreport1.jpeg,,10%);
#ref(X15_testreport2.jpeg,,10%);

** Characteristics [#m9af1f17]
- 波長: 1550nm
- 最大出力パワー: 30mW
- 出力はPC上で調整可能; アナログで制御するポートはない
- 周波数変調: wideとnarrowの2タイプ

*** RIN [#reb43b07]
データシートからのコピー
#ref(X15_RIN.png,,15%);

*** Frequency Noise [#i3c6f0e6]
データシートから編集
#ref(X15_FrequencyNoise.png,,15%)
データシートでは "Phase Noise [dB // Rad/rt(Hz)]" と書いてあるが,これはいわゆる位相雑音ではない.
タイトルに "1m optical path mismatch" とあるように,1mのディレイラインがあると位相がこれくらい揺らぎますよ,という量.~
[[ここの計算から>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/wiki/Lab/?plugin=attach&pcmd=open&file=1mMismatch.pdf&refer=AndoLabInstrumentsKoherasBasiKX15]]レーザーの周波数雑音に換算でき,それで示したのが上の図.

*** Frequency Modulation [#z72013c4]
データシートから編集
#ref(X15_FrequencyModulation.png,,15%)

データシートのグラフは,差動入力で最大レンジの信号を入れた時の応答をプロットしている.
レンジは±5Vなので,最大レンジの応答を ''1/5'' すれば [Hz/V] の単位になるはずである.
ところが[[実際の測定結果]]からはデータシートの値の ''1/50'' 程度のオーダーになった.
ところが実際の測定結果からはデータシートの値の ''1/50'' 程度のオーダーになった.
またマニュアルにもグラフがあり,その値はデータシートよりも1/10ほど小さい.~
よって,おそらくデータシートの方は誤植で,1/10した値が正しい応答と思われる.
プロットはデータシートの値を ''1/50'' して単位を [Hz/V] に換算した.

** Measurement results [#l74b8471]

*** Intensity noise [#e16c49c0]
高野D論から抜粋~
モノリシック光学系のベースプレート上のPDで低温下(~12 K)で測定.
根元のレーザーのノイズに加えて,途中のファイバー・懸架系の揺れによるノイズも含まれているので注意.

測定データ: [[here>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/takano/data/RIN_X15.zip]]

#ref(RIN_X15.png,,15%);

*** Actuator efficiency [#l126fc2d]
高野D論から抜粋~
キャビティにレーザーをロックして,オープンループ伝達関数から測定.
実線が測定したデータ,点線が以下でフィットしたモデル;

#ref(Amodel_X15.png,center,10%);
パラメーター:
| A0 [MHz/V] | f1 [kHz] | f2 [kHz] | f3 [kHz] | t0 [µs] |
| 119(2) | 0.297(5) | 5.0(8) | 27.4(6) | 3.74(8) |

#ref(A_X15.png,,15%);

*** Frequency noise [#f7598e1a]
高野D論から抜粋~
懸架した光学ベンチ上にファイバーマイケルソンをおいて測定.
実線が測定したデータ,点線が以下でフィットしたモデル;

#ref(S_X15.png,center,10%);
パラメーター:
| na | nb | a | b |
| 1.66(2)e3 | 416(2) | 1.61(1) | 0.3271(5) |

測定データ: [[here>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/takano/data/AMI_X15.zip]]

#ref(FreqNoise_X15.png,,15%);

** Related elog [#j2e3df08]
- [[Operation check>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=2491]]

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