#author("2024-08-23T15:23:39+09:00","default:LabMember","LabMember")
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#contents

* How To Access Remotely [#id943fff]
Realtime digital systemへリモートで接続する方法.

大きく分けて,(i)[[XWindowで接続>#y025ae95]],
(ii)[[Windows Remote Desktopで接続>#na57b7ac]],の2つがある.

** Xwindowで接続 [#y025ae95]
*** sos(理学系のwi-fi)から繋げる場合 [#y688677c]
ターミナルで
*** sosから繋げる場合 [#y688677c]
まず,VPNでsosの内部ネットワークに入る.
その後,ターミナルで
 ssh -Y controls@AirStationのIPアドレス
と入力する.
AirStationのIPアドレスは[[ここ>InternalIPaddressList]]を参照.

X11の入ったMacやLinuxであれば(Windowsは詳しくない上に試してもいないために不明),
diagguiを開いたりMatlabを使ったり,
大抵のことはできる.ただし,dataviewerは重すぎてreal timeではまともに動かない(DAQを見るのはできる).
大抵のことはできる.
基本的に動作は重たい.

*** sos外から繋げる場合 [#o0a10e58]
まず,graniteの内部に入る必要がある.
 ssh -Y [name]@granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp
でgraniteにログインする.[name]は自分の名前.
その後はsos内部から入るのと同じことをすれば良い.

sosにVPN接続できるのであれば,上記の手順は不要.

** Windows Remote Desktopで接続 [#na57b7ac]
*** sos内部から繋げる場合 [#d961aec8]
以下のアドレスにつなぐ.
まず,VPNでsosの内部ネットワークに入る.

その後,リモートデスクトップの接続先を以下に設定する.
 AirStationのIPアドレス:13399

Windows Remote Desktopで繋ぐと,XWindowで繋いだ時に比べて動作は軽い.
data viewerもreal timeで見れる.
diagguiもndscopeもそこそこサクサク動く.
KAGRAのリモート環境と近いため,そちらに慣れている人はほぼ同じ感覚で使用できるはずである.

*** sos外部から繋げる場合 [#ae4998b0]
まず,ターミナルで以下のコマンドを実行.
 ssh -L [portnumber]:133.11.4.84:13389 [name]@granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp
[name]は自分の名前で,[portnumber]はローカルPCの適当な空いているポート.
3390あたりはだいたい空いているはず.
この状態で,Windows Remote Desktopから
 localhost:[portnumber]
に繋ぐ.

sosにVPN接続できる場合は上記の作業は不要で,VPN接続した状態でsos内部と同じことをすれば良い.




* 少し詳しく [#y705c075]
** Realtime digital systemのネットワーク [#re1786e2]
[[How to>DigitalSystemHowTo]]や[[セットアップメモ>DigitalSystemSetup]]のページも参照.

本体の計算機(standalone)にはグローバルIPが設定されてなく,
デスクトップ(desktop1)とローカルネットワークで繋がっている.
したがって,基本的にはデスクトップに接続した上でないとstandaloneは操作できない.
そしてそのデスクトップはAirstation(ルーター)を介してネットワークに繋がっているため,
リモート接続の設定にはこのルーターも絡んでいる.

ローカルネットワークのアドレスは
 192.168.11.110 desktop1
 192.168.11.100 standalone
と設定されている.

** Airstationの設定 [#ca0a2bc0]
Airstation(ルーター)にアクセスするには,デスクトップ上でブラウザから
 Air stationのIPアドレス
に繋ぐ.IDとpasswordはルーターの裏面に記載されている.
ルーターの設定画面に繋ぐと幾つかの項目が並んでいるが,
ルーター外部と内部の接続の管理は「ゲーム&アプリ」で行う.

「ゲーム&アプリ」では,ルーターのポートとデスクトップのポートの変換を設定できる.
すでに設定されているものとして
- ssh用のポート (ルーターの22番とデスクトップの22番を変換)
- Windows Remote Desktop用のポート (ルーターの13389番とデスクトップの3389番を変換)

の2つがある.

*** ssh用のポート [#x6253092]
sshにはデフォルトでは22番ポートを使用する設定になっている.
したがって,ルーターの22番をデスクトップの22番に繋ぐことで特に何も設定を変えることなくssh接続ができる.

*** Windows Remote Desktop用のポート [#z986d400]
Windows Remote Desktopはデフォルトで接続する側の3389番ポートを使用する.
したがって,sshと同様にルーターの3389番とデスクトップの3389番を繋げば良いはずである.
しかし3389番はリモート接続によく使われるポートでセキュリティ的に不安があったため,
ちょっと番号を変えてルーターの13389→デスクトップの3389という接続にした.
このため,Windows Remote Desktopに繋げるアドレスが「AirstationのIPアドレス:''13389''」になっている.

** ポートフォワーディング [#i7397e40]

Windows Remote Desktopでsos外からアクセスする場合,
ターミナル上で[[呪文>#ae4998b0]]を唱える必要があった.
これはsshのポートフォワーディングを行っている.~
ポートフォワーディングとは,あるサーバーAを踏み台に別のサーバーBへ接続する方法である.
ここではAがgraniteサーバー,BがAirstationにあたる.
[[呪文>#ae4998b0]]を唱えることで,
 ローカルの[portnumber]をgraniteサーバーを介してAirstationの13389番に繋ぐ~
ということをしている.
ところで,Airstationの13389番はデスクトップの3389番に繋がっている.
したがって,呪文を唱えた状態でローカルの[portnumber]に繋げばデスクトップの3389番に接続することができるのである.
これを利用してWindows Remote Desktopでローカルの[portnumber]に接続すれば,
sosの外部からもデスクトップにリモート接続ができるようになる.


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