#author("2021-08-10T14:14:21+09:00","default:LabMember","LabMember")
#author("2021-09-04T12:19:49+09:00","default:LabMember","LabMember")
* 大真空槽 (E-1) [#k1ff7b0b]

#contents

** Pictures [#e1e538f2]
- Outside view
#ref(OutsideView.jpg,,10%);
- Inside view
#ref(InsideView.jpg,,10%);
- Report about transfer from NAOJ (including schematic view of flanges)
#ref(1110_Report_Nagano.pdf)
- Drawing (Lower part)
#ref(VacuumChamberLowerDrawing.pdf)

** Leakage test [#i4cfa4dc]

*** on Jan. 30th, 2018 by K.Nagano [#zad442e0]

国立天文台(数年間大気中で保管)から移送したあと、初めての真空引きの際のリークチェック。

ロータリーポンプで1日真空引きした後、バルブを締めて数時間放置して圧力上昇を調べた。

結果としては、およそ6x10^-4 Pa*m^3/sのリークが認められた。これがどういう原因かは調べていない。(どこかのフランジのリーク?壁面のガス分子の脱離?)
#ref(LeakageTest2.png,,40%);

*** on Feb. 7th, 2018 by K.Nagano [#i5b6d248]

最初のリークテスト(2018年1月30日)から、1週間ロータリーポンプで真空引きを続けた後、もう一度リークテストを行った。
バルブを締めて数時間放置して圧力上昇を調べた。

結果としては、およそ1.1x10^-4 Pa*m^3/sのリークが認められた。前回のリークテスト時から約1/6になっている。したがって、前回のリークの原因は壁面に吸着していた分子(水?)の脱離と予想される。そうなると今回のものはどこかのフランジが原因か?底面のフランジのシールは交換していないのでそこの可能性はある。

ちなみに、下の図の圧力が8 Paくらいになったときのディップは、今回と同様のテストをもう一度行った際にも同様のタイミングで(圧力が8 Paくらいになったとき)起きたため、真空槽の問題ではなく、使用している真空ゲージ(ゲージ: M-336MX/SP, コントローラ: M-601GC)が原因だと思われる。M-336MXは、クリスタルイオンゲージとミニチュアB-Aゲージを組み合わせたコンビネーションゲージであるため、その切り替えが起こっているせいだと思われる。(要マニュアルの確認, [[クリスタルイオンゲージ M-336MX>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/wiki/Lab/?AndoLabInstrumentsM336MX]], [[真空計コントローラ M-601GC>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/wiki/Lab/?AndoLabInstrumentsM601GC]])
#ref(LeakageTest_180207.png,,40%);

*** on Nov. 30th, 2018 by K.Nagano [#w285c042]

ドライポンプで1日真空引きした後、バルブを締めて数時間放置して圧力上昇を調べた。
リーク量はおよそ、3.9x10^-4 Pa*m^3/sであった。

詳細は[[e-log #2006>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=2006]], [[e-log #2064>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=2064]]。

*** on July 13th, 2021 by Y.Oshima [#x9b2f3a6]

長野さんが卒業され、2年ぶりの真空引きを行った。真空ポンプはTOBAに移動されたので、同じもの(樫山工業 NeoDry30E)を新調した。

1晩真空引きした後、バルブを締めて圧力上昇を調べた。リーク量は[[長野さんの初めてのテスト>#zad442e0]]と同等だった。

詳細は[[e-log #5927>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=5927]]。

*** on July 26th, 2021 by Y.Oshima [#rbd73984]

1週間真空引きした後、バルブを締めて圧力上昇を調べた。リーク量は[[長野さんの2回目のテスト>#i5b6d248]]と同等だった。
前回のリークの原因は壁からの水分子の脱離、今回のリークの原因は底面のフランジと考えられる。

詳細は[[e-log #5953>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=5953]]。

** Related e-log [#edb58a2c]
- [[#1604>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=1604]], [[#1613>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=1613]]
Oct. 16th, 2018 by K.Nagano
半分近いナットがスタックしていた。フランジを開けるために割った。

'''''!!!教訓:毎回グリースを塗る!!!'''''

- [[#1997>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=1997]]
Nov. 24th, 2018 by K.Nagano
真空引きテストに向けてすべてのフランジを締めた。

- [[#2913>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=2913]]
June 17th, 2019 by K.Nagano
真空ゲージ周辺の真空槽が焼けた?フランジ溶接時の可能性もある。

- [[#3893>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=3893]]
Dec. 10th, 2019 by K.Nagano
真空ポンプをE-1(for DECIGO)からTOBAへ移動した。

- [[#5981>https://granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp/elog/?p=5981]]
Aug. 6th, 2021 by Y.Oshima
F?フランジを異形変換継手(JIS150->KF40)と1CH PMファイバフィードスルーに交換した。

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