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Note: 202/05/10 system updated to LIGo CDS ver. 4.2

How To

LIGO CDSの基本的な使い方

起動

電源の入れ方

  1. 各種ケーブル類が適切に刺さっていることを確認する.
    1. AA chassis: 電源(ヒロセの4ピン),ADCボード(80ピン),クロック(LEMO)
    2. AI chassis: 電源(ヒロセの4ピン),DACボード(68ピン),クロック(LEMO)
    3. サーバー: 電源,ADC/DACボード,キーボード,モニター,LANケーブル
  2. AA/AI chassisへTEXIOの安定化電源から±15Vを供給する.
    1. 電源が入ると中の回路のLEDが緑に光るので確認できる.
    2. 全ての回路に電源を供給すると~1A程度消費するはず.それよりかなり大きいor小さい場合は故障が疑わしいので開けて確認する.
  3. シンセサイザーからクロックの信号をAA/AI chassisに入れる.
    1. 画面表示で0-5V,65536kHzの矩形波を入れる.オシロで見ると0-10Vの矩形波になっていればOK.
      信号が大きすぎるとボードのクロック入力が壊れるので気をつけること.(既に2回やらかしている)
  4. サーバーの電源を入れる.表面右上あたりにボタンがある.

再起動の方法,復旧

サーバーに接続した状態で

sudo reboot now

とする.now をつけないと数10秒待たされるので注意.
再起動後,

rtcds status

でモデルが動いているか確認する.(だいたい動いていないので)動いていないものを以下の方法でスタートする.

  1. IOPモデルをスタートする.
    rtcds start (IOPのモデル名)
    一般ユーザーでログインしていればパスワードを求められるので適宜入力する.
  2. CAMモデルをスタートする.
    rtcds start (CAMのモデル名)
    CAMは複数同時にスタートできる.
  3. local_dcをスタートする.
    sudo systemctl start rts-local_dc.service
    serviceはなくてもいい.
  4. 各モデルのGDS_TP.adlを確認する.インジケーターが全部緑になっていればOK.

サーバーに入る方法

サーバーのモニターを使う場合

ユーザー名:controls、パスワード:????で入る.

workstationを使う場合

ssh接続をする.適当なターミナルから

ssh controls@(サーバーのホスト名)

として,パスワードを入力する.

研究室から入る場合

自分のPCのターミナルから

ssh controls@(ルーターのIPアドレス) [-p (ポート番号)]

として,パスワードを入力する.ルーターのIPアドレスはここを参照. ポート番号は指定しなければworkstationに繋がる.

研究室外から入る場合

一番簡単なのはVPN接続をすること.その場合は研究室内と同じ方法でアクセスできる.
VPN接続をしない場合,一旦graniteサーバーを踏む必要がある.

ssh ユーザー名@(graniteのIPアドレス)

でgraniteへ入り,その後研究室内の場合と同じ方法でアクセスできる.

様々な動作チェックの方法

拡張シャーシが認識されているかどうか

standalone上で

sudo lspci

とする。このような結果にならなければ、何かがおかしい。

新しいPC上での結果

awg, nds, tpが動いているかどうか

standalone上で

diag -i

とする。結果が

Diagnostics configuration:
awg 22 0 192.168.11.100 822095894 1 192.168.11.100
awg 89 0 192.168.11.100 822095961 1 192.168.11.100
nds * * 192.168.11.100 8088 * 192.168.11.100
tp 22 0 192.168.11.100 822091798 1 192.168.11.100
tp 89 0 192.168.11.100 822091865 1 192.168.11.100

となれば正常。awgやtpが出てこない場合は、拡張シャーシの認識がおかしいかもしれない。ndsが出てこない場合はネットワークがおかしいかもしれない。

ネットワーク接続のテスト

standalone上で

ping desktop1

またはdesktop1上で

ping standalone

として反応があるか確かめる

realtime modelが走っているかどうかのチェック

standalone上で

lsmod

とする。例えば、結果が

Module                  Size  Used by
x1x16fe              4495987  0 
x1x14fe              4989783  1 x1x16fe
mbuf                    7672  9 x1x16fe,x1x14fe

となったら、x1x16とx1x14のfrontendが走っていることがわかる。また、x1x14がx1x16によって使われているので、x1x14がmaster、x1x16がslaveとなっていることも確認できる。

MEDM関連

フィルタのON/OFF、ゲインの変更、各種スイッチングなどはMEDM screenを用いて行うことができる。

MEDMの開き方

terminalで

// cd /opt/rtcds/tst/x1/medm/
cd /opt/rtcds/kamioka/k1/medm/
medm -x &

とするか、desktop1のMEDMと書かれたデスクトップアイコンをダブルクリックする。

MEDM screenの見方

/opt/rtcds/kamioka/k1/medmの中の、各realtime model名フォルダの中に、自動生成されたMEDM screenがある。例えば、X1X16_GDS_TP.adlではCPUがちゃんと動いているか、timing signalは来ているかなどを確認することができる。また、K1VEX_ADC_FILTER_01.adlなどでフィルタのON/OFF、ゲインの変更ができる。

MEDM screenの編集

terminalで

 medm &

としてMEDMを起動すれば、MEDM screenの編集もすることができる。触ってみて覚えるしかない。

DTT関連

dataviewer、Fourier Tools、fotonなどをまとめてDTT(diagnostics test tools)と呼ぶ。
詳しい使い方はここにも書いてある。

DTTの開き方

terminalで

dtt &

とするか、desktop1のDTTと書かれたデスクトップアイコンをダブルクリックする。するとDTTのメインメニューが開かれるので、使いたい機能を選べばよい。

時系列データの見方

dataviewerを用いて行う。
Signalタブで見たい信号を選び、Realtimeタブで表示したい信号を選んでStartボタンをクリックすれば、オシロスコープとして使える。 過去のデータまでさかのぼりたい時はPlaybackタブのなかのメニューで行えばよい。

terminalから直接dataviewerを開きたい場合は

dv &

とする。

スペクトル、伝達関数の測り方

Fourier Toolsを用いて行う。
InputタブでData Source SelectionをOnline Systemにし、Measurementタブでスペクトルを測りたい信号を選んで、Startボタンをクリックすれば、Resultタブに結果が表示される。
伝達関数を測りたい場合はMeasurementタブでSwept Sine Responseを選択し、Excitationタブでexcitationを注入する場所を設定すればよい。
伝達関数がうまく測定できない場合はMeasurment Timeを0.7 sec以上にしてみるとうまくいくかもしれない。

terminalから直接Fourier Toolsを開きたい場合は

diaggui &

とする。

フィルタの編集方法

fotonを用いて行う。
フィルタの編集から反映までの流れは下記の通り。
1. fotonを開く。
2. Module Selectionで/opt/rtcds/kamioka/k1/chans/を開き、編集したいmodel名のtxtファイルを開く(例えば、X1X16.txt)。編集したいModule名を選択する(例えば、ADC_FILTER_01)。各Moduleには10個のフィルタを入れることができる。
3. FileメニューのRead Onlyを外す。
4. Selectionsで編集したいフィルタを選び、名前をつける。
5. Designを用いてフィルタを作成する。作成したフィルタの形は「Bode Plot」ボタンをクリックすると、「Graphics」タブに表示される。
6. 編集後Saveし、該当するModuleのMEDM screenを開く(例えば、K1VEX_ADC_FILTER_01.adl)。
7. 「LOAD COEFFICIENTS」ボタンをクリックすると、フィルタの変更が反映される。

terminalから直接fotonを開きたい場合は

foton &

とする。

Simulink関連

MATLABのSimulinkを用いて、realtime modelを編集することができる。

MATLABの開き方

terminalで

//cd /opt/rtcds/tst/x1/core/advLigoRTS/trunk/src/epics/simLink/
rtr
cd src/epics/simLink
matlab &

とするか、desktop1上のMATLABと書かれたデスクトップアイコンをダブルクリックする。

realtime modelの編集

1. MATLABを開き、編集したいモデルを開く(例えば、k1vex.mdl)(/opt/rtcds/rtscore/tags/advLigoRTS-2.6.3/src/epics/simLink)。
2. Simulinkを用いて配線を行う。フィルタモジュールなど、使えるパーツはCDS_PARTS.mdlの中に入っているので、コピー・ペーストして作っていく。
3. 編集後Saveする。
4. standalone上で

rtr
make k1vex
make install-k1vex
killk1vex
startk1vex

とすると、編集した後の新しいk1vexが走り出すようになる。MEDM screenなどもこの操作で自動生成される。
新しいモデルを作った後はDAQがリセットされているので必ず再設定すること。

epicsの値の復元

通常ならstandaloneをrebootするとfilterのゲインやon/off, matrixの値など、epicsの値がデフォルトに戻ってしまい再現されない。しかし、新しいRT systemにはburtというepicsの値を保存しておいてくれるシステムがある。


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