Realtime digital systemへリモートで接続する方法.
大きく分けて,(i)XWindowで接続, (ii)Windows Remote Desktopで接続,の2つがある.
ターミナルで
ssh -Y controls@AirStationのIPアドレス
と入力する. AirStationのIPアドレスはここを参照.
X11の入ったMacやLinuxであれば(Windowsは詳しくない上に試してもいないために不明), diagguiを開いたりMatlabを使ったり, 大抵のことはできる.ただし,dataviewerは重すぎてreal timeではまともに動かない(DAQを見るのはできる). 基本的に動作は重たい.
まず,graniteの内部に入る必要がある.
ssh -Y [name]@granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp
でgraniteにログインする.[name]は自分の名前. その後はsos内部から入るのと同じことをすれば良い.
sosにVPN接続できるのであれば,上記の手順は不要.
以下のアドレスにつなぐ.
AirStationのIPアドレス:13399
Windows Remote Desktopで繋ぐと,XWindowで繋いだ時に比べて動作は軽い. data viewerもreal timeで見れる. KAGRAのリモート環境と近いため,そちらに慣れている人はほぼ同じ感覚で使用できるはずである.
まず,ターミナルで以下のコマンドを実行.
ssh -L [portnumber]:133.11.4.84:13389 [name]@granite.phys.s.u-tokyo.ac.jp
[name]は自分の名前で,[portnumber]はローカルPCの適当な空いているポート. 3390あたりはだいたい空いているはず. この状態で,Windows Remote Desktopから
localhost:[portnumber]
に繋ぐ.
sosにVPN接続できる場合は上記の作業は不要で,VPN接続した状態でsos内部と同じことをすれば良い.
本体の計算機(standalone)にはグローバルIPが設定されてなく, デスクトップ(desktop1)とローカルネットワークで繋がっている. したがって,基本的にはデスクトップに接続した上でないとstandaloneは操作できない. そしてそのデスクトップはAirstation(ルーター)を介してネットワークに繋がっているため, リモート接続の設定にはこのルーターも絡んでいる.
ローカルネットワークのアドレスは
192.168.11.110 desktop1 192.168.11.100 standalone
と設定されている.
Airstation(ルーター)にアクセスするには,デスクトップ上でブラウザから
Air stationのIPアドレス
に繋ぐ.IDとpasswordはルーターの裏面に記載されている. ルーターの設定画面に繋ぐと幾つかの項目が並んでいるが, ルーター外部と内部の接続の管理は「ゲーム&アプリ」で行う.
「ゲーム&アプリ」では,ルーターのポートとデスクトップのポートの変換を設定できる. すでに設定されているものとして
の2つがある.
sshにはデフォルトでは22番ポートを使用する設定になっている. したがって,ルーターの22番をデスクトップの22番に繋ぐことで特に何も設定を変えることなくssh接続ができる.
Windows Remote Desktopはデフォルトで接続する側の3389番ポートを使用する. したがって,sshと同様にルーターの3389番とデスクトップの3389番を繋げば良いはずである. しかし3389番はリモート接続によく使われるポートでセキュリティ的に不安があったため, ちょっと番号を変えてルーターの13389→デスクトップの3389という接続にした. このため,Windows Remote Desktopに繋げるアドレスが「AirstationのIPアドレス:13389」になっている.
Windows Remote Desktopでsos外からアクセスする場合,
ターミナル上で呪文を唱える必要があった.
これはsshのポートフォワーディングを行っている.
ポートフォワーディングとは,あるサーバーAを踏み台に別のサーバーBへ接続する方法である.
ここではAがgraniteサーバー,BがAirstationにあたる.
呪文を唱えることで,
ローカルの[portnumber]をgraniteサーバーを介してAirstationの13389番に繋ぐ~
ということをしている. ところで,Airstationの13389番はデスクトップの3389番に繋がっている. したがって,呪文を唱えた状態でローカルの[portnumber]に繋げばデスクトップの3389番に接続することができるのである. これを利用してWindows Remote Desktopでローカルの[portnumber]に接続すれば, sosの外部からもデスクトップにリモート接続ができるようになる.