地面振動による角度揺れのスペクトル +トルクから角度揺れへの伝達関数 (2011/07/21 ver.) ●フォルダ名・ファイル名の説明 noDamp: ダンピングをかけない時のデータ eddy : Eddy current dampingをかけた時のデータ _plot : 地面振動のデータのプロット typeA : typeA 防振系のデータ typeB_BS: typeB 防振系(Beam Splitter)のデータ typeB_RM: typeB 防振系(Recycling Mirror)のデータ pが付くファイル:pitchに関するデータ yが付くファイル:yawに関するデータ seism*.txt: 地面振動による角度揺れ *TM.txt : 鏡に直接トルクを加えた時の伝達関数 *RM.txt : リコイルマスから鏡にトルクを加えた時の伝達関数 ●前回との相違点 ・ダンピングを入れた時の結果を加えたこと ・3 mHzまでのデータを加えたこと(最も低いyawの共振が見える) ・テストマスが軽くなった件:  慣性モーメントは0.17-->0.11 kgm^2に変化。  代わりにリコイルマスが少しだけ重くなった。 ・Recycling mirrorに関して:  鏡とリコイルマスの重心が一致するようなモデルに変更。  これによりyawのスペクトルが0.1-1Hz付近で小さくなった。 ・Test Massに関して:  地面振動によるyawのスペクトルが前回より大きい。  これはヒートリンクによる影響を前回より大きめに見積もったため ----(以下、ややコアなお話)------ ●加えたasymmetryについて ・倒立振り子のflex jointのstiffnessに関して±0.2%程度のasymmetry (倒立振り子が不安定にならない程度まで) ・GASフィルター(1本吊の部分)の懸架点を5mmほど重心から横にずらす ・4本吊の部分について、  *ワイヤーの長さについて1〜2mmのasymmetry  *ワイヤーの直径について5%のasymmetry  *ワイヤーの懸架点について1 mm程度のasymmetry  *miniGASのstiffnessについて20%程度のasymmetry ・ヒートリンクの接着点を  *重心より1cm下にずらす  *重心より1cm光軸方向にずらす ●揺れを引き起こす原因について ・yawの最低周波(3〜50 mHz)の揺れ  →倒立振り子のasymmetryが主原因 ・yawの低周波(50〜500 mHz)の揺れ  →ヒートリンクの影響 ・yawのごちゃごちゃしたピーク(0.5〜3 Hz)の辺り  →色々なasymmetryの影響が合わさったもの   ピークはpitch,yaw,振り子のモード、鉛直のモードなど、   いろいろな共振がごちゃまぜになっている ・yawの高周波(3 Hz〜)の揺れ  →鏡近辺のasymmetryやヒートリンクが原因   鏡に近いところにあるasymmetryほど影響が大きい ・pitchの最低周波(3〜50 mHz)の揺れ  →yawとカップルしているらしい   ヒートリンクの影響か?? ・pitchの低周波(0.1〜5 Hz)の揺れ  →振り子のモードとpitchがカップル   懸架点と重心とが鉛直方向にずれていることが原因   (asymmetryが原因ではない) ・pitchの高周波(5 Hz〜)の揺れ  →鏡付近のasymmetryやヒートリンクが原因   鏡に近いところにあるasymmetryほど影響が大きい