Status of Data Analysis I , Ground-Based IFOs | |||
LIGOの現状など.Hanford DetectorのS3での感度は1.5x10^-22 /sqrt(Hz) @100-200Hz. |
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GEOの解析グループは,LSCに参加している. |
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North cavity, West cavity 共にロックが実現された.片腕の状態での感度を示していた. |
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TAMAの解析の現状と他のグループとの共同研究の紹介. |
Status of Data Analysis II, Resonant Detectors Status of Data Analysis III, Space-Based IFOs |
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共振型検出器ExplororとNautilusのこれまでと現状の紹介. |
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LISAプロジェクトの現状紹介.2007年にSMART-2, 2012年にLISAを打ち上げる. |
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LISAのシミュレーション解析を行なうためのツールの紹介.ほぼ完成しているようで,使用例として,非対称な腕の長さを持つ場合の雑音レベルや,連星からの信号例などを示していた.ソースは許可が下りれば近いうちに公開されると言っていたと思う. |
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質量比が大きな連星の観測は,相対論の検証に有用であるが,軌道が複雑なため,テンプレート数が10^40個と膨大になり,マッチド・フィルタ解析は容易ではない.なので,まずは,短い時間のデータを用いて解析することが必要だろう,という話. |
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TDI (Time Delay Interferometry) によって,LISAの周波数雑音の影響をデータ解析で除去することができるが,その後,Sagnac効果の影響とFlexy (相対速度差による効果?)の影響が問題となる.それらの影響も除去する組み合わせ (2nd generation TDI) も実現できる,という話だと思われる. |
Space-Based Detectors I , Sources & Analysis | |||
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DECIGOで何が見えるかの紹介. |
Space-Based Detectors II, Data Analysis Methods, Source and Population Modeling | ||||
LISA打ち上げ後の雑音レベルを見積もる方法について.それによって銀河系内連星と区別する事ができる.雑音レベルは,5mHz以下で20%の相対誤差で見積もる事ができる. |
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TDIを用いると,単純な波形の重力波に対してすら,検出器出力は複雑になる.それを考えた,という話だったみたい. |
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新しく発見された中世子星連星によって,連星合体のイベントレートが更新された.その結果,予想されるイベントレートは6-7倍大きくなり,180 events/Myr/Galaxy となる.結果として,楽観的な評価では,95%のC.L.でInitial LIGOで1event/1.5yr, Advanced LIGOで,4000 events/yrという予想になる. |
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BH連星合体のイベントレートをNS連星合体レートを境界条件として見積もる事で誤差を減らそう,という話のようだ.結論までは至っていなかった. |
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連星合体において,歳差運動があると,それを考慮しないテンプレートではSNRの低下が起きる.その影響を見積もったという話だったようだ. |
Event Search I , Inspiral (Part 1 of 2) | |||
TAMAデータを用いたNSチャープ波解析の結果. |
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Abstractには,LIGO S2の結果を示すと書かれていたが,結局示されなかった.手法や効率などは示されていたと思う. |
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TAMAデータを用いたBHリングダウン解析の結果. |
Event Search I , Inspiral ,(Part 2 of 2) Issues in Current Searches |
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BH連星のテンプレート (BCVテンプレート, PRD 67 024016(2003)) を実際に用いる場合に考慮すべき事柄など. |
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いくつかのBH連星のテンプレート(PN近似,EOB (Effective One Body method), BCV)の効率を計算やシミュレーションで評価した,という話. |
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連星合体をテンプレートを用いて探査する際に,周波数帯を区切って解析することによって計算量を減らす,という話.アイデア自体は昔からあるが,実際にインプリメントした,というのがポイントなのだと思われる.2分割で計算時間は1/9になった.1bandの時と2bandの時で結果が違うなど,やや疑問点もあった. |
Event Search II , Pulsar (Part 1 of 2) | |||
連続波探査の計算時間短縮のために,短いFFTから長いFFTへ段階的に解析していくと言う話.ごく当たり前の話をしているだけで,何がポイントなのか分からなかった. |
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LSCのパルサー重力波グループの活動のサマリー的な話. |
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LIGO, GEOのデータを用いて既知のパルサーからの重力波の振幅に上限を与えた話. |
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MCMC (Markov-Chain Monte Carlo, マルコフ連鎖モンテ・カルロ法) を用いてパルサーのパラメータ推定を行なう,という話.与えられたパラメータの周囲のランダムな点を調べていくことを繰り返し,最も合致するパラメータセットを見つける,という手法のようだ.未知のパラメータ数が多い場合は,多数のテンプレートを準備するよりも効率よく探査ができるのだろうと思われる.初めて聞く話だったので,興味深かった. |
Event Search II , Pulsar (Part 2 of 2) | |||
LMXBのように物質の降着がある中性子星からの連続波探査,Sco X-1をターゲットとしたLIGO/GEOでの解析の手法について. |
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LIGO/GEOによる連続重力波サーチの手法について.非定常成分の除去やフロアレベルの推定法など. |
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検出器のラインノイズを連続重力波信号と区別して除去する方法について.周波数領域でカイ2乗検定を行なう,ということらしい. |
Event Search III , Bursts (Part 1 of 3) | |||
TAMAのデータを用いたバースト波解析について.Excess Power フィルタと非定常雑音除去,Veto解析について述べた. |
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共振型検出器AURIGAでのデータ解析について.データ形式をFrame formatにするなど,ライブラリのアップグレードを行なっているそうだ. |
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GEOデータを用いたバースト波解析について.TF clusterとExcess Power フィルタを用いる.結果は無し. |
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LIGOのバースト波解析の全体的なレビュー.Excess Power, TF cluster, Wave burst, Block normal, Slope などのフィルタが用いられる. |
Event Search III , Bursts (Part 2 of 3) | ||||
TF Cluster フィルタについて.検出効率や,時刻決定精度の話など.最終結果はなし. |
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Excess Power フィルタについて.概要と検出効率,複数台でのコインシデンス解析の際のパラメータ選択についてなど. |
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Wave burst フィルタについて.Wavelet変換を用いたPower filterである.概要と検出効率など. |
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複数の干渉計によるコヒーレント解析手法について.r-statisticsを用いた相関解析. |
Event Search III , Bursts (Part 3 of 3) | |||
Block Normal フィルタについて.概要と検出効率など.データの平均値と分散が変化するところを探すもの.時間領域での解析であるところがポイント言っていたが,基本的にはPower filterと同じだと思う. |
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同上. |
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他の観測装置で与えられたイベントトリガー周囲のバースト波探査について.特に大きなガンマ線バーストであったGRB030329付近のデータ解析について.TAMAのデータも用いる旨にも触れられていた.手法の話のみで最終結果はまだ. |
Event Search IV , Stochastic | |||
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Detector Characterization I, Calibration Detector Characterization II, Artifacts Detector Characterization III, Other (Part 1 of 2) |
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GEO600の現状報告となっていた.SRをロックするのが困難であったが,倍波復調でまずロックする事で解決した.Detune範囲は1kHzから3.5kHzまで可変.Micro Seismic Peakによってoptical gainの変動があるどうだ.Preliminaryな校正という前置きがあったが,7x10^-21 1/sart(Hz) @1kHz (12/16のデータ)という感度が示されていた.いよいよTAMAの数倍のところまで迫ってきている. |
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デジタルフィルタによる時間領域での校正法について.エラー信号とフィードバック信号をそれぞれデジタルフィルタを通した後で合成し,変位の時系列データを求めるというもの. |
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ああ GEO600の校正について.SRがあるため,干渉計の応答はやや複雑になる.伝達関数の測定からdetuneによるピークのQ値は2.7, 中心周波数は1400Hzと求められた.また,この周波数付近に7本のCalibration lineを立て,校正を行なう.ゲイン 2%, フェーズ2度の誤差で測定できる. |
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LIGO干渉計においてInspiral waveをHardware injectionしたものの解析結果の報告.波源までの距離特定の精度は15%以内,との報告.ただ,校正誤差に比べて系統誤差が大きく,どこか間違っているのでは,と思われる. |
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Visual Data Analysis Toolである,TRIANAというツールの紹介. |
Detector Characterization III , Other (Part 2 of 2) | ||||
辰巳氏の報告. |
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他チャンネルを用いたveto解析について.特に,POB_Iチャンネル(リサイクリング共振器内パワーのI復調信号?)と相関があることが報告されていた.Vetoに用いるためのHardware injection結果も示されていた. |
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チャープ波解析では,非定常雑音を除去するためにカイ二乗検定が行なわれるが,信号でない事は明らかであるにも関わらず,その検定をパスしてしまうものもある.イベント付近でSNRが6.5の閾値を横切る回数を調べ,多いものは除去するという手法を導入した.software injectionによって,5回以上横切る事は無いという結果から,S1の大きい方から13個のイベントを除去できる,という結果. |
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元のタイトルとは違うが,上記手法の統計についての講演. |
Statistical Issues , Emphasis on Case Studies | |||
最も大きいイベントを用いた上限値の求め方について.サーチパラメータに対する依存性が小さくなるのでよい,というのがメリットなのだそうだ.が,統計的なふらつきや突発的な現象による影響が大きそうに思える. |
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LIGOでは,データの一部をPlayground dataとし,解析に用いるパラメータ決定などに用いているが,データ量が有限であるために,調整しきれない事もある.そこで,非定常成分やラインなどもモデル化し,それらを含む実際のものに近いテストデータを作る,という話.話としては面白いが,どの程度実用的なものができるかは,疑問. |
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メモを取っていなくてどんな話だったか失念. |
Multi-Detector Analysis, Emphasis on Case Studies (Part 1 of 2) | |||
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Coherent解析がCoincidnce解析よりどの程度効果的か,などを調べるために,検出効率とF.Aをシミュレーションによって評価し,比較.結果としては,Coherent解析の方が明らかに効果的である,ただ,十分低いF.A.を実現するためには,LIGO-VIRGOの3台でも不十分である,などだったと思う. |
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IGECの論文では,重力波の強度などの解釈はされていないので,それをどう解釈していくか,という話. |
Multi-Detector Analysis , Emphasis on Case Studies (Part 2 of 2) | ||||
LLOとAllegroを用いた相関解析によるStochastic background 重力波解析.2つの検出器が離れていると,地球の運動による強度変調の影響で相関係数が低下してしまう,という話など. |
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S1では,Hanfordにある2台のLIGO干渉計出力には相関がある,という結果が得られているが,それをどう扱うか,という話.2つの出力の線形結合をとり,1つの仮想的な検出器出力とする,という話をしていた.(そうするとどうなるのかは,メモがない.) |
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LIGO-TAMAのコインシデンス解析の概要を現状報告. |
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どうなれば重力波発見と言えるか,という話(?).大部分の人が何が言いたいのか分からなかったようで,物議をかもしていた. |
New and Improved Analysis Methods (Part 1 of 2) | |||
モデル化されていない重力波探査においてフィルタのパラメータ調整をどうやるか,という話.HACR (Hierarchical Algorithm for Curves and Ridges, TF clusterみたいなもの?) というアルゴリズムについて,その手法を述べていた. |
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First Q transorm という手法によって,あるQ値をもつバースト波に対する感度を高めよう,という話のようだ. |
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WaveletベースのExcess Power フィルタについて.概要とイベントセレクションの手法などについて.18日にあった講演のさらに詳細について. |
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18日のS.Markaの講演の詳細.手法や統計について. |
New and Improved Analysis Method (Part 2 of 2) | ||||
ZM catalog (超新星爆発の数値シミュレーションによって得られた重力波波形のカタログ)をGram-Schmitの直交化法で基底を求め,一般的な波形を作る,というもの.話としては面白いものだった. |
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