- 重力波セッション (Thuesday 24 April)
- Present and Future of the Search for Gravitational Waves,
Eugenio COCCIA (INFN, Rome-2/ Gran Sasso)
- 話は大きく3つに分けられていた。まず最初は、重力波の一般論で、重力波の性質や波源、重力波から得られる情報など。2つ目は重力波検出器の現状と今後のプロジェクトについて。TAMAは、干渉計では一番感度が高いと紹介されていたが、敢えて修正しないでおいた。3つ目は、例の、イタリアの2台の共振型アンテナでのコインシデンス解析の結果。昨年冬のGWDAW2002と同様の文脈での説明。False Alarmの確率については言及せず、1つのバックグラウンドに対して4つのコインシデンスイベントがあった、とだけ述べていた。この結果に対しては、会場の人々も興味を持ったようだった。ただ、後で、いろんな人から意見を聞かされたり求められたりしたが、怪しげ、との意見が多かった。
- Cocciaさんは、講演前日の夜にやってきて、翌朝には帰っていった。Gran Sassoの次期所長になるとかで、大変な歓待のされようだった。
- Observation Runs of TAMA300 Gravitational Wave Detector,
Masaki ANDO.(University of Tokyo).
- TAMA data takingの結果の報告。出発前に準備する時間が無く、現地で準備した。また、他の人の話を聞いていて、内容を簡単なものに変えた。表面的な話だけになってしまったかもしれないが、何人かには興味を持ってもらえたようだった。発表内容は、これ (後ろの方はおまけです)。
- Cocciaさんとは、DT6のデータ解析に関するコラボレーションについて少し話をした。
- Project of Gravitational-Wave Detector OGRAN at the BNO Underground,
RVakentin N. RUDENKO (Sternberg Astron. Inst., MSU)
- Barアンテナを貫くように穴をあけて光共振器を構成する重力波検出器の話。Barと干渉計の両方の性質を持った応答をするのが特徴だそうだ。常温で、10^-18程度の感度を目指すと言う事だそうだ。深く追求はしないで置いた。
重力波セッション、以上。